新人看護師が結核病棟で働くメリット・デメリット

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新人看護師が結核病棟で働くメリット・デメリット

 

結核病棟は特殊な病棟であるため、結核病棟がある病棟自体は少なくなります。

 

新人看護師として結核病棟に配属された方、あるいは、結核病棟に興味があるという方のために、結核病棟で働く看護師のメリット・デメリットについてまとめてみました。

 

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結核病棟って?

 

結核病棟とは、結核の治療を行うための専門の病棟になります。

 

結核患者の咳や痰などによって空気中に漂って他人に感染する恐れがあるので、結核病棟では独立した空間になっています。

 

結核病棟だけ特殊な空調設備を完備していたり、他の病棟に空気が漏れないように排気口にも特別なフィルターが付けられていたり対策が取られていることが多いようです。

 

結核患者の治療は、数種類の薬を組み合わせて飲みながら行う内服治療を行っていくことがほとんどです。

 

治療期間は通常半年~1年くらいですが、他の合併症を伴っている場合には、入院自体が長期になってくる患者さんも中にはいるようです。

 

結核病棟の看護師の仕事内容は?

 

看護師は結核患者への服薬管理や行動制限、院内での感染を防ぐための感染管理を行っています。

 

それと同時に、結核で入院している患者さんは、治療が長引いて長期の療養生活が必要となり、行動制限もあるために精神的負担が大きくストレスを抱え込んでいる人もいます。

 

病状が安定していれば、敷地内にある庭への散歩などができることもあるのですが、基本的に、病状が安定していなければ、売店などへの外出も禁止ろなってしまい常に個室にいなければいけません。

 

看護師は結核の患者さんに対して、入院生活ができるだけストレスなく快適に過ごせるように心のケアなどを行う必要があるのと同時に、退院後の指導なども行っていくことが求められます。

 

 

結核病棟で働く看護師のメリット

 

結核看護の奥深さや知識が身に付く

 

結核看護を学ぶことで、院内感染をさせないように感染予防に対しての知識を身に付けることができます。

 

こうした知識は、たとえ別の一般病棟などへ移った場合にも役立たせることができるので重宝されます。

 

 

特殊業務手当が付く

 

結核病棟で働く看護師には、通常の一般病棟などで働く場合にはない特殊業務手当が付いているということがほとんどです。

 

精神科病棟で働くときと同じような手当ですが、結核病棟手当が月に約12,000円程度になるので、ほかの病棟で働く看護師に比べて給与が高くなる傾向にあります。

 

 

結核病棟で働く看護師のデメリット

 

自分への感染のリスクがある

 

隔離されている結核病棟では、看護師などの医療者は全員、マスク着用の義務があります。

 

N95規格をクリアした特別な微粒子用のマスクを着用しているとはいえ、衣服などに付着したものから後から感染するというリスクがないわけではありません。

 

だからこそ、常にマスクを付けた状態で、感染リスクを恐れながら働かなければいけないのでストレスとなってしまうことはあるでしょう。

 

自分の家族の中に、小さい子供がいる場合には働くことに対して、慎重になってしまうこともあるでしょう。

 

 

総合病院の結核病棟は忙しくなりやすい

 

結核病棟がある病院自体の数に限りがあるので、いろんな病院や施設、時には路上生活者(ホームレス)といった様々な人が救急搬送されてきます。

 

そのため、様々な状態、症状な方がいるので、隔離されている結核病棟だから比較的落ち着いていると思って働いてしまうとギャップを感じてしまいますいです。

 

 

 

結核病棟で働く看護師には、メリットだけではなく必ずデメリットもあります。

 

デメリットもきちんと理解したうえで、働く方が長く働き続けていきやすいでしょう。

 

 

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