第二新卒の看護師がクリニックに転職する前に押さえておくべきこと

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第二新卒の看護師がクリニックに転職する前に押さえておくべきこと

 

まだ看護師としての臨床経験が3年未満にあたる看護師は、第二新卒の看護師と呼ばれ方をします。

 

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第二新卒として働いている看護師さんの中には、

 

  • 新卒として入職した病院が自分に合わない
  • 長時間労働とサービス残業の毎日でいつミスをしてもおかしくなくて怖い
  • 勉強会や研修、研究などの時間が増えて負担が大きく病院では働きたくない
  • 患者さんの命を預かる責任ある仕事をしたくない
  • リーダーとして業務をやっていく自信がない
  • 夜勤のある不規則な生活をなんとか変えたい
  • 家庭があるので両立しやすい職場に転職したい
  • 病院で働く先輩看護師を見ていても自分が同じような道をたどりたいと思わない
  • 年々負担が増えていくだけの病棟の仕事が嫌になってきた

 

といった様々なことから病院を辞めて、クリニックを希望する方も少なくはありません。

 

でも、まだ経験が浅い第二新卒の看護師が安易にクリニックに転職してしまうとギャップを感じてすぐに辞めてしまうこともあるので注意が必要です。

 

ここでは、そんなクリニック希望の第二新卒の看護師が転職する前に押さえておくべきことについてまとめてみました。

 

 

クリニックへの転職で事前に押さえておくべきこと

 

給料が大幅にダウンする

 

病院で働いてきた看護師にとっては、夜勤がないことによってクリニックで働くことで給料が大幅に下がってしまうことがよくあります。

 

また、院長の方針で運営されているクリニックは、残業をしても出なったり、半年以上働いても賞与がなかったり、長年働き続けても退職金自体がないところもあるので注意しなければなりません。

 

病院では賞与や残業手当・退職金などしっかり出るところも多いのですが、クリニックでは少なくなってしまうので事前に下調べが必要です。

 

クリニックに転職することで給料を落としたくないという人は、美容クリニックや透析クリニック、不妊治療専門クリニックなどの分野であれば、もともとの給料設定が高い場合もあるので視野に入れてみるといいですよ。

 

 

休みが少ない・融通が効かない

 

これまでは、病院のシフト勤務で事前に希望休を提出すれば調整してもらえることもあったかもしれませんが、クリニックではそもそも代わってもらえる人がいないということもありますよ。

 

クリニックは少ない看護師の人数で回しているところがほとんどですから、希望休を取って休みをほしいといったことがなかなかできません。

 

また、有給休暇が全く取れないようなところもあったり、クリニックによっては土曜日も診察を行っているところもあるので、6日間連続出勤になっているなんてところもあるので気を付けましょう。

 

 

残業が多く忙しいクリニックもある

 

病院勤務よりもクリニックで働けば楽になれると思って転職をする方もいるのですが、クリニックでも忙しく院長の方針で診療時間を過ぎても患者さんが来れば受け付けてしまうようなところもあります

 

病院では日勤でも夜勤者に交代ができたことでも、クリニックではそうもいかないので思わぬ誤算となることもあるので気を付けましょう。

 

残業が少ないクリニックを希望するのであれば、完全予約制のクリニックの方がおすすめです。

 

 

即戦力を求められることが多い

 

クリニックによりけりですが、クリニックでは少ない人数で外来を回しているので入職後すぐにでも動けるような看護師を院長が希望するケースが多いです。

 

病院のようにプリセプターがついてマンツーで指導があるというわけではないので気を付けましょう。

 

教育体制を重視して一から教えてほしいという人よりも、自分から機転をきかせて動いていけるという人が求められますよ。

 

 

看護技術が身につかない

 

クリニックでは基本的には外来を診療時間内にうまく回せるように効率的に動くことが求められます。

 

病棟勤務で身に付けるような看護技術は当然ながら身につかないので、これまでに身に付けてきたことも忘れてしまうこともあります。

 

一度、クリニックに転職した後にまた病棟勤務に戻るとなると、技術を忘れてしまっていて怖い・・・と感じる方も多いので、本当に第二新卒という時点でクリニックを選んでいいのかということはしっかり考えましょう。

 

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看護師は1年目で基礎を学び、2年目で実践できる力を身に付け、3年目で主体的な動きができ、リーダー力も身に付けていくとされています。

 

この看護師としての土台を作る3年間で本当にクリニックを選んでいいのかということです。

 

今後、大学での看護学部の新設が相次いでいることから、看護師の人数はますます増えていくとされています。

 

病院でも診療報酬の改定にともなって、7;1をこれまで取っていたところが無理に看護師を集めて取るよりも10:1に落とした方がいいと考える病院も増えてきています。

 

いつか看護師が飽和状態になってしまったら、これまでの経験や経歴がものをいう時代も来るようになってきます。

 

家庭の事情などでどうしても夜勤ができないなどでなければ、後悔のないように選択してくださいね。

 

 

 

ここまで、第二新卒としてクリニックに転職するなら、事前に知っておいていただきたい現実をお伝えしてきました。

 

もしそれでもあなたがどうしてもクリニックに転職をしたいと希望をするのであれば、転職サイトのプロを付けての転職をしましょう。

 

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離職率が高くてすぐに看護師が辞めていくようなクリニックもあるので、そうしたクリニックを除いて紹介してもらうことが可能です。

 

何よりもクリニックへの転職は、事前の情報収集が転職成功の近道です。

 

残業時間・休み・有給・給料・退職金制度・勤務体制、人間関係・・・など、転職してから思っていたことと違っていたということがないように間にコンサルタントが入ってくれますよ。

 

ただし、クリニックによっては、臨床経験が少なくとも3年以上ある看護師がほしい・・・と希望するクリニックの院長も最近では多くなってきています。

 

まずは、

 

  • 第二新卒の看護師として働けるクリニックはあるの?
  • 完全予約制の残業がほとんどないクリニックを紹介してほしい
  • 病院とクリニックの両方を併願して受けてもいい?
  • 〇〇クリニックでの募集状況を教えて!  etc

 

あなたが気になっていることをまずは転職サイトのコンサルタントから教えてもらうといですよ。

 

第二新卒看護師のクリニック求人を扱う転職サイトをまとめています

 

 

 

 

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