新人看護師が専門病院へ転職するメリット・デメリット

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新人看護師が専門病院に転職するメリット・デメリット

 

専門特化した治療を行う病院のことを、専門病院と呼んでいます。

 

専門病院では、特定の疾患を分けて扱うことによって、より高度で質の高い医療を提供しています。

 

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新人看護師でも、特定の分野に興味があり、専門病院への転職が気になっているという方もいることでしょう。

 

ここでは、あまり知られていない専門病院の種類についてや、まだ経験の浅い看護師が専門病院に転職するメリット・デメリットについてまとめてみました。

 

興味を持っている方は、メリットだけではなくてデメリットもきちんと理解しておきましょう。

 

 

専門病院の種類について

 

専門病院には、3つの分け方があり、単科の専門病院、疾病別の専門病院、世代別の専門病院に分かれています。

 

単科の専門病院では、○○産婦人科病院、○○整形外科病院、○○眼科病院、○○胃腸科病院といったように、基本的には一つの診療科を標榜しているのが単科の専門病院と呼ばれます。

 

他の診療科があったとしても、それに付随するような麻酔科などの診療科になり、基本的には2、3科程度の病院のことを単科専門病院と呼んでいます。

 

また、疾病別の専門病院では、循環器センターやがんセンター病院、精神神経医療センターといった、特定の疾患に対して高度な医療を提供しているような病院のことをさします。
東京の国立がんセンター中央病院や、大阪の循環器病センターなどが全国的にも有名なので、関東や関西に住んでいる看護師なら一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか?

 

4つ目の世代別の専門病院とはというと、周産期母子医療センター、小児医療センター、老年病センターといったように患者の世代によって分かれているものとなっています。

 

 

新人看護師が専門病院に転職するメリット

 

特定の専門分野で高度な知識・技術を習得できる

 

新人看護師さんでも、特定の分野に興味があるのであれば、専門病院でスキルアップしていくことができます。

 

本当に自分の進むべき道が明確になっている人なら、質の高い医療を高度な技術と最先端の医療の中で学ぶことができるメリットは大きいです。

 

また、疾病別の専門病院では特に、最新の医療設備もそろっているというようなところがほとんどです。

 

そうした環境の中で、最先端の医療を学ぶことができるのもメリットです。

 

専門病院は給与アップができる

 

循環器や脳神経外科といった専門病院では、総合病院に比べて給与が高い傾向になっています。

 

経験の浅い看護師でも、給与を大幅アップさせることも病院によっては可能です。

 

 

新人看護師が専門病院に転職するデメリット

 

つぶしがきかなくなることも

 

専門病院に経験の浅い看護師が転職をしても、万が一、ほかの事を学びたいと思った時には潰しがききません。

 

総合病院では、他の部署への異動で他科を学ぶことができましたが、専門病院ともなれば難しくなってしまいます。

 

どのような専門病院に転職するかによっても異なりますが、専門病院によってはなかなかほかに行っても通用しないということもあり、幅広く学ぶという意味では新人看護師にとっては難しい選択だと言えるかもしれません。

 

 

専門でも忙しい病院も多い

 

専門病院には、全国各地から患者が高度な医療を求めて患者さんが集まってくるような病院も多いです。

 

難病を抱えているような患者さんも多く、高度な医療と看護を提供しなければいけません。

 

また、特定の分やに特化しているからこそ、勉強会や研修なども病院によっては、頻回に行われているようなところも多く忙しくなりやすいです。

 

 

 

 

新人看護師が専門病院に転職するなら?

 

まだ経験が浅い看護師が専門病院への転職をするのであれば、本当に極めたい分野があるかどうかで決めるの方がいいでしょう。

 

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万が一、その分野が自分に合わなかった事も考えておきたいというのであれば、総合病院で数年間は経験を積んだ上で、スキルアップとして専門病院へ転職する方が本当はオススメです。

 

よほどの気持ちがないのであれば、専門分野に特化した病院で学ぶというのはあまりオススメはできませんが、どうしても学びたいことがある!この分野で極めたい!という強い気持ちを持っているような人ならチャレンジしてみるといいかもしれませんね。

 

新人看護師でも、それ相応のスキルを身に付けることができる環境がありますよ。

 

 

いずれにしても、経験の浅い看護師が専門病院への転職をするのであれば、デメリットを十分理解した上で転職を決める必要があります。

 

できれば、興味のある科の総合病院と専門病院の両方を見てみるのもいいですね。

 

 

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