新人看護師がCCUで働くメリット・デメリット
新人看護師としてCCUに配属された人や、転職でCCUで働いてみたい!と考えている人もいるのではないでしょうか?
ここでは、CCUでの看護師の仕事内容についてや、新人看護師がCCUで働くメリット・デメリットについてご紹介していきます。
CCUって?看護師の仕事内容ってどんなこと?
CCUは、英語でcoronary care unitと呼ばれ、狭心症、心筋梗塞といった冠動脈疾患や、心不全や不整脈、急性大動脈といった重症疾患を抱えているを患者さんを専門的に管理する集中治療室のことになります。
CCUでは、24時間体制で患者さんの心拍や血圧や呼吸に異常がないかをモニターで管理しています。
CCUに入るのは重症な患者ばかりなので、看護師は1人から3人くらいの少ない人数の患者を受け持ってじっくりと看護にあたります。
心電図モニターを見て不整脈がないか確認をしたり、患者さんの全身状態を細かく観察しながら徹底的に管理をしているようなところです。
CCUの患者さんが万が一急変になった場合は、命に関わることもあるので、いざという時には看護師は迅速に判断して動かなければいけません。
新人看護師がCCUで働くメリットって?
高い専門的な知識や看護師としてスキルアップができる
心臓血管系の最新の医療を学ぶことができます。
最新の医療機器などの使い方を覚えたり、疾患についての知識や技術が学べ、急変時の対応能力も身に付けることができる現場なので、飛躍的にスキルアップすることができますよ。
アセスメント能力を鍛えることができる
CCUでは、人数の少ない重症な患者の全身状態を観察していきます。
ちょっとした変化に気付けるかどうかによって、患者さんの命に関わってしまうことも多いのために、CCUで働くことによって自然とアセスメント能力が鍛えられていきます。
心電図を読めるようになる
CCUでは、心電図で波形異常がないか確認をしていきます。
心電図を読めるようになっていくことで、他の科へ移った場合でも重宝されるような人材になることができます。
給与自体が高くなりやすい
CCUでは、他の科に比べて夜勤の回数が多くなる分、手当が増えて他の科で働くよりも給料が高い傾向にあります。
転職でCCUで働く場合にも、給料アップを叶えられる可能性も高くなりますよ。
新人看護師がCCUで働くデメリット
精神的にまいってしまうことがある
CCUは、重傷な患者さんが緊急入院してくるところなので、常に神経を使うところでもあります。
緊急入院時や急変時には、冷静な判断の元に対処できなければなりません。
そのため、仕事とプライベートをしっかり分けて働きつつも、上手く自分の感情コントロールしていくことができないと、精神的にプレッシャーとなって潰れてしまうこともあります。
研修や勉強会も多くなり忙しくなってしまう
心臓血管系の疾患についての知識はもちろんのこと、最新の治療方法についてや、医療機器が導入されれば、それについて新たに勉強をしていく機会も多くなります。
その度に、研修や勉強会も開催されるので、他科に比べても頻度は多くなりがちです。
そのため、なかなか休日もゆっくりと休めないというようなこともあります。
忙しさや突然の急変などにたじろがない冷静さ、向上心や前向きな気持ちがある人が求められている現場なのです。
夜勤回数が多くプライベートな時間が取りずらい
CCUでは、3交代体制のところも多く、夜勤回数が通常よりも多くなっています。
なかなかプライベートを充実させて働くというのは難しいところにはなってしまいます。
どんな部署で働くにしても、メリットとデメリットは必ずあります。
CCUに興味がある人は、デメリットも踏まえた上でも働きたいと思える向上心のある方なら、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
CCUで学んでおけば、その先どんな職場へ転職しても重宝されるスキルを身に着けられることができます。
新人看護師の一番若いうちにこそ、こうしたハードな環境でも挑戦するメリットはあるはずです。
CCUでの看護に興味がある看護師へ
あなたの働いている病院では、CCUはありますか?
CCU自体がなかったり、異動などでもCCUへ移ることができそうにない方、あるいは、ほかの病院のCCUに興味があるという方は、看護師の転職サイトの利用がオススメです。
転職サイトでは、転職すること自体にまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。
必要であれば、コンサルタントから自分に合う職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
転職サイトへの登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全ですよ。
決して無理な転職を勧められることはありません。
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