新人看護師にワークライフバランスはありえない!?
毎日、長時間の残業に次ぐ残業で疲れ切っていませんか?
ご存知でしょうか?
毎年、約5万人もの看護師が増え続けているのですが、看護師の離職率は10%を超えている状況が続いています。
何を意味するかというと、看護師が増えても増えても、看護師を離れていく人も増えているというような状況です。
新人看護師さんの中には、このままずっと忙しいままなのか…、自分にゆとりを持てないままなのか…
看護師の世界にワークライフバランスなんてありえない!!
と考えている方も大勢いることでしょう。
先輩看護師を見ていても、ワークライフバランスなんて文字はどこ吹く風で、自分はあんな風にはなりたくない…なんて考えているかもしれませんね。
そもそも、ワークライフバランスが取れているなら、看護師が疲弊して辞めていかないはずです。
看護師のワークライフバランスについて考えてみよう
看護協会でも、看護師の離職を防ぐために、ワークライフバランスの実現を提唱しています。
看護師が結婚や子供を産んでも、一つの職場でできるだけ長く働き続けて、仕事とプライベートをバランスよく保てるように取り組みも行われています。
子育て中の看護師には、夜勤のない日勤のみの働き方や、時短勤務という働き方を積極的に取り入れて、少しでも長く看護師に働いてもらおうとする動きがあります。
一部の病院では、時短正職員という制度や日勤常勤、夜勤専従といった多彩な働き方を取り入れているところもあります。
しかし、現場では看護師の人員不足のために、こうした制度を取り入れることができないところもあったり、逆に日勤ばかりのママさん看護師が集まりすぎて、独身の看護師の負担となってしまっているというところもあるのでまだまだ問題は多そうです。
さらに、急性期病院で、指導者となるべき中堅看護師の層が薄く、若い看護師だらけで平均年齢も20歳代というような病院もたくさん見受けられます。
このような現場では、中堅看護師の負担が大きく疲弊するだけでなく、疲弊していく先輩看護師を見た新人看護師がそうなりたいと思わないという悪循環に陥ってしまいます。
もっと言うと、その悪循環は医療の質の低下を招いてしまうことに繋がりません。
疲労のある中での看護業務がいかにインシデントにつながるかということも、病院側も理解しているはずです。
新人看護師にとってのワークライフバランスって?
看護協会が提唱するワークライフバランスは、多彩な働き方を取り入れて、子育て中の看護師でも長く働けるようにする取り組みですが、新人看護師にとってのワークライフバランスってどういうものでしょう?
あなたにとってのワークライフバランスってどういうものでしょう?
あなたの働く職場ではワークライフバランスが整っている環境はあるでしょうか?
新人看護師におけるワークライフバランスとは、人にもよるかもしれませんが、仕事とプライベートが両立できているかどうかということになると思います。
新人看護師が離職する大きな原因の一つになっているのが、残業が多すぎて仕事とプライベートの両立が取れないということがあがります。
新卒看護師の離職率も8パーセントほどありますから、これでは、ワークライフバランスが取れているとはいえないですよね。
残業が多いのは新人の定めだし、新人のうちは我慢しなければいけない…と無理をしている方もいるかもしれません。
一歩先をいく先輩看護師を見ても自分はそうはなりたくないと思ってしまう人たちばかり…。
先輩も毎日遅くに帰っているし、残業も付けていない…休みの日でも勉強会や研修にも参加している姿を見るばかり…。
新人看護師だってワークライフバランスを考えて働きたい!
では、新人看護師がワークライフバランスを求めてはいけないのでしょうか?
人によっては仕事よりもプライベートに重点を置きたいと考えている方もいて当然です。
新人看護師の中には、看護の勉強もスキルアップも目指したい!ゆくゆくは認定看護師も取りたい!とキャリアを重視している人もいれば、看護師として普通に仕事ができていてプライベートとのバランスが取れていればそれでいいという人もいます。
人によっては仕事よりもプライベートに重点を置きたいと考えている方もいて当然ですよね。
あなたの職場では、ワークライフバランスは取れていますか?
このままずっと、今の職場で働き続けることが考えられない、今のままではワークライフバランスが取れない・・・という方は、看護師の転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトでは、転職すること自体にまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽にコンサルタントに相談ができます。
必要であれば、休みが多く残業が少ない病院を優先的に探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全で、決して無理な転職を勧められることはありません。
>>>ワークライフバランスが取れている職場を転職サイトで探す
よく読まれる記事
- 長時間労働とサービス残業
- 新人看護師で月に残業時間が40時間を超えていたり、残業代も満額もらえていない!!とお悩みの方は多いです。残業がほとんどないような病院で働く新人看護師もいるのをご存知ですか?
- 放置されている・教えてもらえない
- 新人看護師で「放置されている・・・、教えてもらえない・・・」と悩んでいませんか?看護の基礎の土台をつくる新人看護師の時期を台無しにしてしまうことも!放置されている・・・と感じた時の対処法を3つまとめてみました。病院の教育体制に問題があると感じている人はチェックしておいてくださいね。
- 研修や勉強会が多すぎる
- 研修や勉強会が多すぎて、もう嫌だ!!と叫びたくなる新人看護師さんもいるでしょう。研修への参加が法律で義務づけられているって!?離職防止のためどころか、新人看護師が辞める原因になっているのです。
- ローテーション研修がつらい・・・
- 病院によっては、新人看護師のローテーション研修を取り入れている所も多くあります。このローテーション研修で回った部署で、必要以上の厳しい指導を受けたり、中にはイジメにあってつらい思いをしてしまっている新人看護師さんも少なくありません。
- プライベートな時間がない・・・
- 忙しすぎてプライベートの時間もない…。新人看護師に多いこの悩み、プライベートを充実させている看護師とできない看護師の違いとは?
- 激務で心が折れそう・・・
- 毎日処置や対応に追われるし、毎日残業ばかり…。激務で心が折れそう…という新人看護師が増えています。あまりにも激務な職場は、無理に働いても長続きしないことも多いですよ。もう心が折れてしまいそうな時に見直したいことをまとめてみました。
- 受け持ち人数が多すぎる・・・
- 受け持ち人数が多すぎて、インシデントを起こしてしまわないか不安・・・な新人看護師へ。経験の浅い新人看護師で受け持ちが多いのは、病棟の人手不足が問題なの!?そんな時はどうすればいいのか!?
- 時間管理が上手にできるコツ
- 時間管理が苦手で業務が時間内に終わらせることができない…、記録にも時間がかかってしまう…。時間管理が苦手な新人看護師さんでも、8つのコツを押さえればうまくできるようになります。
- 休憩が取れない・・・
- 休憩時間が取れない・・・と悩んでいませんか?業務に追われて休憩が取れない看護師は、一体どうすればいいの!?慢性化しているような状態なら、師長に訴えるか職場を見直してみる必要があるかもしれません。
- パートナーシップ(PNS)方式
- 比較的、新しい看護方式のパートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)で現場は大混乱になっている!?組んだペアと合わなくて、ストレスとなっている方まで。PNSのメリット・デメリットについて。
- 休み希望を出すのはいけない?
- 新人看護師だって希望休をもらいたい!ということはありますよね?新人看護師が休み希望を出して、希望休をもらうコツは、できるだけ○○と○○することです。
- 子持ちに理解がない職場・・・
- あなたの職場では子育て中の看護師に理解はありますか?子どもが熱を出しても帰りにくい・・・、残業が多くて帰れない・・・と悩んでいませんか?元コンサルタントが教える新人看護師が子育てと両立できる職場はココ!
- 医師からのセクハラ
- 医師から執拗なセクハラを受けていて、一人で抱え込んでいませんか?セクハラ問題を重要視しない病院が嫌になり、辞めてしまう看護師も少なくありません。セクハラは絶対に許されるべきではありません!
- 病院が赤字経営
- 病院の赤字経営でボーナスカット!先輩看護師も辞めていく・・・。困るのは新人看護師のあなたです!赤字状態がキッカケで転職する看護師は多く、できるだけ早く動かなければ、満足な教育を受けられなかったり、将来大きな収入格差がうまれてしまいます。
- 有給休暇が取れない
- 入職前の病院の説明会では、看護師はみんな有給を使って海外旅行をしていると聞いていたのに、実際には有給休暇を使えない!なんてこともよくあります。新人看護師は有給休暇は取れないのでしょうか?
- 給料が安くて割りに合わない
- こんなに働いているのに給料が割りに合っていない!と悩んでいませんか?実は、給料が安い病院で働いている看護師も少なくありません。看護師の給料が安くて割りに合わない時にはどうするのが正解?
- 新人看護師が辞めない職場
- 新人看護師にとって働きやすい職場ってどんなところなの!?新人看護師が辞めない職場環境について、7年間の転職コンサルタント経験からまとめてみました。