新人看護師が辞める時期はこの3つ!早く辞めたいあなたへ
仕事が辛くてついていけない…もう辞めたいな…と思っていても、でも「まだ新人だからそう簡単に辞めてはいけない!」という葛藤をしている方も多いのではないでしょうか?
あなたももしかすると、そんな葛藤を続けていて、他の新人看護師が辞める時期が気になっているのかもしれませんね?
私は転職サイトの転職カウンセラーとして新人看護師の悩み相談を担当していましたが、仕事を辞めたい…と相談に来られる新人看護師に多いのが、「いま辞めるべきか」「我慢して続けるべきか」で葛藤しているという人でした。
まだ経験の浅い新人看護師だからこそ、辞めたいと思っていても辞めるタイミングをいつにするのかは重要ですよね。
では、そんな葛藤をしていた他の新人看護師が看護師1年目で辞めていく時期というのは、だいたいいつ頃が多いのでしょうか?
新人看護師の辞める時期をみながら自分のこれからの参考に見ていきましょう。
新人看護師が辞めるタイミングはこの3つ
新人看護師が辞めるタイミングで多いのは次の3つが多いです。
入職後3カ月目
新人看護師として入職してだいたい3か月が経過した6月、7月あたりは、1年目の看護師の中でも退職者がかなり出る時期でもあります。
転職サイトへの登録もこの時期は新人看護師の登録がかなり増えます。
もちろん、入職早々に3カ月よりも前に退職される方もいるのですが、3か月目が人数としては多くはなりますね。
なぜなら、3、4カ月働ければ、ある程度周りの環境についてだんだんと見えてくるものがあるからです。
職場環境が悪い職場であれば、新人看護師がこの時期に思っていたのと違った・・・というリアリティーショックを受けてしまうこともよくあります。
特に、この時期の新人看護師の退職理由で最も多い理由の一つが、人間関係の問題です。
新人看護師の中には、プリセプターと合わなくて、きちんとした指導を受けることができていなかったり、中には、特定の看護師からイジメを受けているという人も少なくありません。
運悪く入職して配属された部署でこうした人間関係でのトラブルを抱えてしまうと、このままずっと働き続けていくことが考えられない!といってすぐに辞めるというような方も多いのです。
一番最初の時期に、人間関係でつまずいてしまうとこの先もなかなかその悩みからは抜け出せなくなってしまう為、できるだけ早く対処をしておきたいと思うのかもしれませんね。
新人看護師の1年目は看護師としての土台を作る部分になるため、先輩看護師からしっかりと教えてもらえる環境があるかどうかは大切になってきます。
入職後半年あたり
新人看護師がだいたい半年目にあたる9月、10月あたりも退職者が増える時期にあたります。
この時期に多い辞める理由は、仕事についていけない…という理由が中心です。
少しずつ看護業務に慣れてきたとしていても、この時期は新人看護師でも夜勤を始めるというところも少なくありません。
夜勤に入り始めた事によって、夜勤が怖くて入りたくないという方や、夜勤に行くことで体調を壊してしまったという人も出てくる時期です。
夜勤は少ない人数でより多くの患者さんを看なければいけないため、いざ患者さんが急変した時に、新人看護師であっても対応ができないと責任重大。
とはいえ、一緒に夜勤に入っている先輩看護師になかなか質問できない状況だったりすると、夜勤に入ること自体が怖くなってしまうのです。
また、夜勤に入り始めたけれどまだ夜に働くという生活が慣れていない新人看護師は、不規則な夜勤のある生活が始まって自律神経が乱れやすくなってしまい体調を壊しがちにもなります。
この時期には、夜勤中の緊張や不規則な生活で心身共に体調を壊して休職をしているというような人も出てくることが多くなりますね。
さらに、入職して半年も経過してくると新人看護師であっても任される仕事も増えてくるため、これまで以上に責任を持って働かなければいけません。
もしあなた自信もこうしたことが積み重なって仕事についていけない・・・と感じているのであれば、できるだけ早く自分の適性に合った職場を探す方がいいという場合もあります。
12月は情報収集が中心か!?
3カ月目、半年目ほど多くはありませんが、この時期に転職サイトで相談されに来られる新人看護師は、年を明けたあたり~ちょど1年目が終わる3月末での転職を考えているような方が中心になります。
もちろん12月で辞める人も中にはいますが、その多くは転職自体は今すぐではない方が中心です。
看護師2年目や3年目ともなってくると、ボーナスをもらって退職したいという人が増えるので、この時期は転職者が多いのですが、新人看護師の場合はそこまでではありません。
新人看護師で12月に辞めたいと考えるタイプの人は、実はひそかに動き始めたいというような、計画的タイプな人や何度も辞めたいと伝えているのに、なかなか辞めさせてもらえないという人ではないでしょうか。
何かしら職場での問題を抱えながらも、なんとか踏ん張っているというような状況です。
3月末で大量退職
そして最も多く新人看護師が辞める時期にあたるのが、看護師として1年目がちょうど終わる3月末での時点です。
病院でも年度末となっていることも多く、比較的他の時期に比べれば辞めやすいというようなところが多くなります。
大きな大学病院などでは特に、この時期に大量の新人看護師が毎年退職していきます。
ほとんどの病院で管理職が雇い止めをしているような状況なので、年度末でしか退職を認めてもらえなかったというような人も多くなります。
辞める理由としては、人間関係や労働環境、給与など実に様々。
でも、どんなにきつい環境でも新人としてとにかくどんなに辛くても1年は頑張ると決めて頑張ってきたという人も多く、自分の目標としていた「とりあえず1年」を迎えて、より良い環境を求めて転職する人がほとんどになります。
計画的に1年をきっかけに別の病院で働くという人、また、お礼奉公の期間がちょうど1年という縛りがあった人もこの時期に辞めることが多いですね。
新人看護師で辞めるべきか迷っているあなたへ
新人看護師1年目の辞める時期で多いのは、
- 入職3カ月目
- 入職半年あたり
- 年度末
この3つの時期が中心となっているとお伝えしてきました。
あなた自身としてはどうでしょうか?
辞めたい…と今の職場に不満があっても、このまま働き続けて今の環境を変えていくということはそう簡単にはできません。
あなた自身が捉え方を変えたり、あなた自身の努力によって仕事への取組み方を工夫してみたり、あるいは、異動をお願いしてみたりといったことをしていかない限りは現状維持のままです。
どうしてもあなたが辞めたいほどに辛い…と悩んでいるのであれば、あなたが今だと思うタイミングで転職へと動いてみましょう。
でも、勢いですぐに辞めてしまうと後悔してしまうこともあるので、できれば、事前に看護師の転職サイトでのコンサルタント相談を受けておきましょう。
転職サイトでは、転職することにまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができ、決して無理な転職を勧められることはありません。
新人看護師であれば、場合によってはもう少し働きながら一緒に考えていきましょう!と言われることもあります。
ただ、転職サイトに登録をしておくとと、仕事に対しての向き合い方を教えてもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらえたりもできます。
もちろん、登録からその後のサポートまで完全無料
まずは本当にあなたが働きたいと思えるような職場があるのかどうか探してみてくださいね。
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