急性期から慢性期の療養型病院への転職は早すぎ?
新人看護師だけど、急性期から慢性期の療養型病院・療養病棟に転職をしたいけどできる?今はまだ早すぎでしょうか?と聞かれることがよくありました。
一般的に新人看護師であれば、急性期病院で働いた方がいいと言われていますよね。
でも、新人看護師さんの中には、経験がまだ浅い段階で慢性期へ転職し、その後もずっと長く慢性期の病院で働き続けている方もいるので安心してください。
では、実際にどんな人が慢性期への転職をしてるのかというと、急性期病院での看護師の仕事が展開が早すぎてついていくことができなかったり、患者さんとゆっくり向き合えなかったりすることで、もっと自分にはのんびりとした空気が流れた慢性期が合っているのではないかなと思われる方がほとんどです。
性格的にも自分は、のんびりした性格だから急性期は合わない!と感じている方にとっては、慢性期の療養型病院は魅力があります。
また、新人看護師でも30代、40代の新人看護師で急性期が忙しすぎてついていけなかったり、体力的にも無理が出てきてしまい体調を崩してしまったというような方にも慢性期の療養型病院を希望されるケースは多いですね。
慢性期病院の看護師の仕事って?
まずは、慢性期の療養型病院での仕事内容について、具体的にお話していきます。
(実習などで一度見たことがある方は、だいたいどういうことをしているかはお分かりになるかとは思いますが…)
療養病棟では、急性期病棟と違って長期入院の患者さんで、病状が比較的安定している方が入られています。
そのため、病棟の雰囲気も一般病棟のようなバタバタとしたあわただしいものはなく、比較的ゆっくりとした時間が流れています。
そして、看護師は
- 入院患者の見回り
- 食事の配膳、介助
- 排泄介助
- 点滴
- 与薬
- バイタルチェック
- PEG増設やCV挿入などの処置 etc
といった仕事をしながら、患者さんが入院生活を快適に過ごせるように考えながら看護にあたります。
もちろん、患者さんの病状が悪化した時には、急変対応もしなければいけませんが、一般病棟に比べれば、医療補助的な仕事は少ないために、介護的な仕事で関わる割合が高くなります。
一般病棟では、できるだけ患者さんの入院期間を短くするようになっていますが、療養型病院では、基本的に入院期間の制限がないので、長い方だと1年以上のお付き合いとなることもあります。
じっくりと一人ひとりの患者さんに深くかかわって仕事ができるのは、他にはない魅力の1つではないでしょうか?
新人看護師が療養型病院・療養病棟で働くメリット・デメリットは?
新人看護師として療養型・療養病棟で働くメリットには・・・
急性期のような精神的負担が少ない
急性期のように入退院が多く急変対応が頻繁にはありませんから、急性期に比べれば精神的な負担は軽くなります。
ゆっくりと患者さんに寄り添える
急性期では忙しすぎて患者さんの顔も覚えてない・・・という方かもいたかもしれませんが、療養病棟の場合には、比較的ゆっくりと患者さんに寄り添った看護が可能です。
患者さんの入院生活が長いので、長期にわたって関わっていく看護がしたいという方には向いています。
じっくりと看護技術を学んでいける環境がある
新人(第二新卒)の看護師に教育体制がある病院では、急性期よりも先輩看護師が自分の業務に追われていないということもあって、じっくりと看護技術を学んでいくことができる環境です。
ただし、教育体制が整った病院を選ぶ必要はあります。
新人看護師として療養型病院・療養病棟で働くデメリット・・・
急性期ほどの看護技術が身につかない
急性期のように医療行為が多くはありませんから、スキルアップが難しくなってしまいます。
介護的な仕事が多く体力的にきつい
寝たきりの館jyさんが多く体位交換やトイレ介助、排泄介助など力仕事がどうしても増えてしまいがちです。
療養病棟なら身体が楽だと思って働いたのに、力仕事が辛くてキツイ・・・と感じる方もいるので注意が必要です。
夜勤中のプレッシャーが大きい
療養病棟だからといって急変がないわけではありません。いざ、という時に新人看護師であっても動けなければいけないので、人員体制がが少ない夜勤中のプレッシャーが大きいという方はいます。
慢性期の療養型病院・療養病棟への転職に迷うなら・・・
新人看護師なら誰だってこんなに早く慢性期へ転職してしまっていいのかな?と迷うことはあることでしょう。
一度、慢性期で働いて、その後に一から急性期でやり直したい!となると、そこからまた新人の時のような大変な苦労をすることにもなります。
ですから、新人看護師が慢性期の療養型病院・療養病棟で働くのであれば、この先も自分は慢性期の看護師として続けていくんだという強い気持ちが必要となってきます。
- この先、ずっと慢性期で働き続けられるか分からない!
- もう急性期に未練はないのかな?
- 働いた後に嫌になったり、物足りなくなったりしないだろうか?
- 慢性期へ行くことが本当に自分にとって合っているんだろうか?
といったように悩んだり迷ったりするのであれば、一度、転職サイトのコンサルタントに相談してみるといいですよ。
看護師専門の転職サイトを利用すれば、転職自体にまだ迷いがあっても、不安に思っていること、疑問に思っていることを相談することができます。
これまで数多くの看護師の転職サポートをしているので、過去の事例から様々な視点でアドバイスをしてもらえるので参考になります。
療養型病院・療養病棟で働ければどこでもいいとは限らないですよね。
必要であれば、コンサルタントから自分に合う病院や病棟はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
新人(第二新卒)看護師であれば、療養型病院ではなくて、ケアミックス型の一般病棟と療養病棟がある病院への転職といった選択肢も十分に考えられます。
また、慢性期と急性期の病院を両方併願して受けてみるといったことももちんできるので、この先の働き方で悩んでいる方ほど利用してみましょう。
もちろん、登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全です。
決して無理な転職を勧められることはありません。
>>>療養病棟・療養型病院を看護師の転職サイトを使って探してみる
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