新人(第二新卒)看護師だけど美容外科クリニックへ転職したい!メリットデメリット
まだ経験の浅い新人看護師だけど、美容外科クリニックで働きたい!と思っている方もいるのではないでしょうか?
経験3年未満の経験の浅い第二新卒の看護師の人気の転職先の1つに、美容外科クリニックがあります。
実は、マスクを付けることが日常になったことから、この時期に美容整形をしたい人のニーズが増えたために美容クリニック業界は右肩上がり。
そのため、看護師向けの求人数も増えているんです!
ここでは、新人看護師として美容外科クリニックへ転職ができるのか?新人看護師として美容外科クリニックで働くメリット・デメリットについてまとめてみました。
新人看護師でも美容クリックへの転職はできるのか?
新卒の新人看護師として急性期の病院で入職してみたものの、やっぱり美容外科が気になるという方もいることでしょう。
美容外科クリニックは、20代の看護師だけではなく、30代の看護師にも非常に人気がある仕事です。
新人看護師さんの中には、病棟での経験も数か月だけだし、オペ室での経験もないし…、こんな新人は美容外科クリニックは無理かな…と諦めてしまう方もいるのですが、実際には、経験の浅い新人看護師でも美容外科への転職は可能です。
美容外科クリニックによっては、数年前から新卒看護師を毎年受け入れ始めているクリニックも出てきました。
新人看護師でも、美容外科クリニックに転職して、長く働き続けている方はたくさんいるので安心してくださいね。
ただし、美容外科クリニックへの転職には、日勤で働けて体力的に楽といったメリットばかりではありません。
新人看護師が美容外科クリニックへ転職するにあたって、デメリットになる部分もあります。
メリット・デメリットの両方をしっかり押さえた上での転職が必要になってくるので注意しておきましょう。
美容外科への転職はオペ室の経験がなくてもOK?
美容外科クリニックでは、オペ室の経験がないと看護師として勤めることができないと思われがちですがオペ室の経験がなくても転職は可能です。
美容外科クリニックの求人でも第二新卒でも歓迎としているようなクリニックもあります。
特に、大手の美容外科クリニックでは、看護師の人数もそれなりにいるので未経験でも指導体制が整っているので経験の浅い看護師でも安心して転職できますよ。
大手であれば、一般的にも信頼も得られやすいので整形をしたいというお客様も多く、人が集まらなくて経営破綻におちいる可能性も少ないので安心感もありますね。
たとえオペ室での経験があったとしても、病気の人を相手にするのと健康の人を相手にするのとでは全く異なるので、結局は一から勉強することも多くなります。
もしあなたが本当に美容外科や美容皮膚科に興味があるのであれば、オペ室での経験がなくてもあきらめずにチャレンジしてみましょう。
美容外科クリニックへの転職のメリット・デメリット
では、まだ経験の浅い新人看護師が美容外科クリニックへの転職をする場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
美容外科の看護師として働くメリット
美容外科クリニックは、日勤常勤の仕事になります。そのため、夜勤がないので仕事と生活とのバランスが取ることができるようになります。
病院の夜勤に入るのが苦手だった方や、夜勤に入ったことで体調を壊してしまったり、体質的に夜勤が合わないと感じている方にとってはいいですね。
日勤常勤で高給与が出るのは美容外科クリニックぐらいです。
通常、看護師の仕事で夜勤を入らない日勤のみの仕事に転職すると、夜勤手当が付かない分、給与は下がってしまいがちですが、美容外科クリニックだけが高給与を維持できるのです。
ノルマもなくて日勤だけで月収40万円以上も可能な世界です。美容外科クリニックへの転職はある意味賢い選択だと言えるでしょう。
美容外科クリニックは、お客様に選んでもらうためにクリニック内はとても清潔感があり、おしゃれなところも多いです。
病院とはまったく違う雰囲気の中で働くことができるのもメリットですね。
こうした環境で働くことで、日々、自分の身だしなみに対しての意識も変わりますよね。
病院勤務であれば、朝は30分~1時間くらい前に早朝出勤して情報収集からスタートしていたかもしれませんが、美容外科クリニックの場合には、10時からや11時開始のところもあるので比較的朝はゆっくりできます。
その分、夜は遅くはなってしまいがちですが、朝が苦手といったタイプの人には働きやすい勤務時間になりますよ。
クリニックの福利厚生で、施術を通常料金の10~20パーセント割引で受けることができます。
中には、半額ほどの料金というクリニックもありますよ。
施術を受けることで、お客様の気持ちが分かり、手術前にはどんな不安があるのか理解することにもつながるためクリニックではスタッフ自らの施術も推奨しています。
整形となるとちょっと勇気がいったり、やりたくないと思うかもしれいませんが、美容のメンテナンスのためにちょっとヒアルロン酸やビタミン剤を打ってもらったりということでも割引を利用することができるクリニックも多いですよ。
美容外科の看護師として働くデメリット
クリニックによっては、ノルマがあるところもあります。特に、小規模のクリニックであれば、看護師もオペ介助だけではなく、カウンセラーとしてお客様の前で説明をする営業マンとしての役割を担う場合もあります。
もし、営業をしたくなかったり、ノルマがあるところでは働きたくないと思うのであれば、転職時には気を付けて選ぶ必要があります。
比較的大手の美容外科クリニックでは、看護師は看護師の仕事しかしないというように分業されているところが多いですね。
クリニックによっては、受付やパソコン作業、クリニックの清掃などの雑務を看護師がするような場面もあります。
どこまでが看護師の仕事なのかといったことは、あらかじめ確認しておくとギャップは少なくなりますよ。
美容外科クリニックに来るのは、何かしら病気があって弱っている患者さんではなく、健康なお客様です。患者ではなく、お客様に対しての接遇やマナーが求められるので、慣れるまではギャップを感じてしまうかもしれません。
患者さんが手術に対して満足がいかなかった場合に、看護師が話をして対応する場合もあります。
お客様は自由診療で高額な手術費を払って受けているので、結果に対してもシビアに考えているという方がほとんどです。
自分の担当するお客様であれば、話を聞いてあげなければいけないこともあるです。
美容外科クリニックで働くメリット・デメリットをみてきました。
美容外科クリニックへの転職を考えるなら、メリットだけではなくてデメリットもしっかりと理解した上での転職を心掛けましょう。
新人看護師が美容外科クリニックへ転職するときに気を付けること
では、経験が浅い新人看護師さんが美容外科クリニックへ転職するならどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
まずは、本当に美容外科で働いていきたいかどうか
新人看護師さんの場合、急性期での経験がほとんどないということも多いかと思います。
この先、美容外科クリニックで働いて、そのあとに急性期の病院に戻ろうと思うと、体力的にも精神的にもきつくなっていきます。
若いうちに急性期を経験した方がいいと言われていますが、それでも美容の道へ進みたいかどうかを転職活動をしながら見極めていきましょう。
一度、転職サイトを通して面接を一つでも受けてみたり見学をしてみることで、美容クリニックをイメージだけでとらえるのではなくて良いところも悪いところも見つけられると思いますよ。
美容外科クリニックの人間関係が良いかどうか
美容外科クリニックに転職するには、人間関係が良いかどうかはとても大切です。
病院であれば、何か問題があっても病棟異動の形を取ることができたかもしれいませんが、美容外科クリニックでは毎日同じ人たちと顔を併せなければいけません。
病棟と違って逃げ場のないクリニックでは人間関係が悪ければ働き辛くなってしまうので、事前に転職エージェントから情報をもらうようにしてくださいね。
ノルマがあるかどうか
お客様の叶えたい要望を聞き、不安を取り除いて手術に臨んでもらえるように営業的な役割を看護師が担う場合もあります。
その際にノルマがあるかどうかを事前に把握しておくことで、入った時のギャップは少なくなるでしょう。
美容外科クリニックの評判を調べておこう
インターネットで自分が希望しているクリニックのお客様からの口コミや評価を調べることができます。
自分が転職したクリニックは、実はお客様からの支持がなく、評判が悪いクリニックだった…なんてことにならないようにしましょう。
経営状態があまり良くないクリニックであれば、潰れてなくなってしまった…なんてことも最悪考えられます。
美容外科のクリニックで働く際には、必ずクリニックに通うお客様の評判などもチェックしておくと安心です。
美容外科クリニックの求人を探すのであれば、看護師の転職サイトを利用してみるのが効率的です。
ただ、看護師の転職サイトはたくさんありますが、転職サイトによっては、美容クリニックの求人自体を扱っていないところもあります。
あなたが美容外科への転職も視野に入れているであれば、美容外科の求人が多い転職サイトを使った方が選択肢は広がりますよね。
数ある転職サイトの中でも、特に、美容外科の求人が豊富な転職サイトはこちらです。
美容外科などのクリニック求人が豊富
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