夜勤に入れない・・・と焦る新人看護師はどうすればいい?
新人看護師にとって夜勤に入れるようになることは、ある程度の基準をクリアできたものといっていいのかもしれませんね。
でも、なかなか夜勤に入れてもらえなくて、自分は落ちこぼれだ…と感じてしまっていたり、病棟からは必要とされていない人間なのかな…と深く落ち込んでしまっている新人看護師もいるのが現状です。
新人看護師の夜勤に入る時期ってどれくらい?
夜勤になかなか入れなくて悩んでいるという方は、周りの同期がどんどんと夜勤に入れるようになっていくのに、取り残されてしまっているという状況にあるのだと思います。
あまりに遅いと次の一年生も入ってくるしと不安になりますよね。
では一般的に夜勤に入る時期ってどれくらいからなんでしょうか?
新人さんが夜勤に入る時期というのは、病院の方針によっても異なり、管理職のさじ加減でも異なり、先輩看護師たちの判断によって異なってきます。
早い方だと2カ月くらいから入れるパターンがあったり、1年以上経ってもまだ夜勤をさせていないというようなこともあります。
全体を平均すると約4、5カ月で夜勤に入るようになってくるのですが一般的です。
夜勤に入る時期は病院、病棟、指導者によっても方針で変わってくる
でも、一概に早いからいい、遅いから悪い…というものでもありません。
早くに新人看護師を夜勤に入らせる病院では、実は夜勤の看護師の人数が足りていなくて、まだ夜勤に入れる基準には達していないけれど、人手不足だから仕方なく新人看護師を入れているというところもあるくらいです。
そして、1,2カ月ですでに夜勤に入らなければいけなくなった新人看護師は、不安で不安でたまらない!という逆の悩みを抱えてしまうのです。
病院によっては、明確に新人看護師のチェックリストがあり、チェックリストの項目がすべてOKであれば、夜勤に入れるというところもあれば、明確な基準もなく、指導者の主観で決めているところもあるためバラつきは出てくるようですね。
あまり周りとの差があるからといって、焦らない方が賢明と言えるでしょう。
あなたが働いている部署が単科病棟なのか、混合病棟なのかによっても夜勤に入る時期は異なります。
無駄に焦って落ち込んだりしてしまうよりも、日々の日勤の業務を全力でミスなく取り組むということを最優先にして考えていれば、夜勤に入れるようにもなるということです。
夜勤に入れない理由を聞いてみましたか?
もしあなたが夜勤に入れないことで悩んでいるのであれば、入れない理由をとことん改善していくということをしていきましょう。
入れない理由がよく分からないという方は、指導者や主任に聞いて改善できるところを見直していくという必要があるかもしれません。
日勤の業務でも段取りが遅いこと、業務に抜けがあることが理由となって、夜勤に入れていないということであれば、まずは目の前の業務をミスなく取り組むことを優先してみましょう。
日勤でまずは自立し信頼を少しずつでも得ていく必要があります。
夜勤ともなれば、先輩看護師と2人で日勤よりもはるかに大勢の患者さんを受け持つことになります。
新人看護師が自立できていない場合には、先輩看護師が1人で全員をみなければいけないのでとても負担にもなってしまいます。
日勤であれば、先輩看護師もこまめなフォローができていたかもしれませんが、夜勤であればそんな余裕もないということもあるのです。
そんな時に患者さんが急変したら…と考えたら、いかに大変かが分かると思いませんか?
だから、今は自分のペースでゆっくりでもいいから確実にしていくことをまずは目標にしてみてはいかがでしょう。
それでも夜勤に早く入れるようになるにはどうすれば?と悩むなら
日勤の業務はしっかりとミスなくこなせているのに…どうして入れないんだろう?と悩む方は、一番基本的な事が欠けているということがあるかもしれません。
指導者が新人看護師を夜勤に入れことで一番心配していることは何かわかるでしょうか?
それは、患者さんに何かあった時に、新人看護師が自分ひとりで判断して動いてしまうということです。
そして、それがミスにつながってしまったら、指導者である先輩看護師の責任にもなってしまうため、何かあった時にはすぐに報告、連絡、相談をしているかどうかが肝になってきます。
先輩看護師は仮眠中だから…、先輩も忙しいから…、先輩が怖いから…などの理由で今は聞いてはいけないと勝手に新人が判断してしまうことを、先輩看護師は非常に恐れています。
先輩看護師が後から、これはやった?これはできたか?などの確認をしても確認が漏れてしまうことだってあります。
ですから、日々の日勤の業務の中でも社会人としての当たり前でもある、ホウレンソウ(報告)(連絡)(相談)ができているのかということを今一度思い返してはいかがでしょうか。
患者さんに何かあってしまってからでは遅いので、余計な気を使ったり遠慮して先輩に聞けない…と思う必要は全くありません。
仕事は仕事としてでき、聞けるときにしっかりと聞ける人が、指導者からも信頼されやすくなるポイントでもありますよ。
自分だけ夜勤にまだ入れない…と悩んだら、まずは自分のペースで日勤の業務を確実にできるようにしてみましょう。そして先輩へのホウレンソウは遠慮しないということを意識してみてくださいね。
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