新人(第二新卒)看護師が回復期で働くメリット・デメリット

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新人(第二新卒)看護師が回復期で働くメリット・デメリット

 

新人看護師として回復期の病棟に配属になったり、第二新卒の看護師としてこれから回復期への転職を考えているという人もいるかもしれませんね。

 

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急性期病棟が合わない・向いてない・・・と感じている新人(第二新卒)看護師さんの転職先候補の1つとして、回復期リハビリテーション病院があります。

 

一般的に新人看護師なら急性期で3年くらい経験を積まないといけない!と言われてはいますが、最近では急性期を離れて回復期リハビリテーション病院を転職先に選ぶ人も増えていますよ。

 

ここでは、新人(第二新卒)看護師で回復期リハビリテーション病院に転職をお考えの方のために、回復期リハビリテーション病院の特徴やメリット・デメリットについてをご紹介していきます。

 

急性期以外ならどこでもいいと思って選んでしまうと転職後に後悔してしまうこともあるので、必ず、メリットだけではなくデメリットになることについても押さえておきましょう。

 

回復期リハビリテーション病院の役割って?

 

回復期リハビリテーション病院は、脳卒中や骨折、外傷で脊髄や脳を負傷してしまった患者さんが、日常生活に戻れるように日常生活動作(ADL)の改善を目的としてリハビリを行っています。

 

看護師は、リハビリに必要な患者さんの身体的なことを学ぶことはもちろんのこと、脳神経外科や整形外科といった勉強も大切になってきます。

 

診療報酬の改定がきっかけになって、リハビリテーション病院での看護師のニーズも増えてきています。

 

以前に比べても看護師の比率自体も2~3割程度は増え、夜勤体制も看護師が2人以上必要となっているので、回復期における看護師の求人数も右肩上がりとなっています。

 

そのため、新人看護師の中には、新卒看護師の時から配属先が回復期リハビリ病棟だったという方も最近では珍しくなくなってきました。

 

一般病棟とは違う回復期リハビリテーションの看護師の仕事内容

 

急性期の一般病棟とは違って、回復期の病棟では、緊急入院はなく検査も点滴もほとんどありません。

 

回復期における看護は、患者さんに対する観察の目が特に必要になります。

 

脳梗塞後のリハビリ目的の方が入院しているケースも多いので、再梗塞をしていないかという目で観察したり、患者さんの全身、表情や言葉、歩行状態をよく観察して、いつもとは違う患者さんの異常があればすぐに気付く必要があります。

 

例えば、患者さんの呂律が回っていなかったり、身体が片側に傾いているな・・・、今日は普段よりも血圧が高い…というちょっとしたいつもとは違う何かがおかしい!?という目線を持つ必要性があります。

 

患者さんを動かす必要がある場合にも、慎重に介助する必要があるケースもあります。

 

また、回復期では患者さんの転倒が多い現場な為、転倒防止の為にも看護師が日ごろから気を付けておくことが大切です。

 

 

新人(第二新卒)看護師が回復期で働くメリット

 

急性期のような精神的プレッシャーが少ない

 

急性期では重症な患者さんが多く、患者さんがいつなんどき急変するか分かりません。

 

それに比べれば、回復期は疾患の治療が終わった患者さんがほとんどなので、そうした急変対応も少なく、比較的落ち着いています。

 

患者さんが回復して退院していく様子を見ることができる

 

回復期に興味を持たれた方なら、患者さんがしっかりこの目で回復していく様子を見たいという方もいると思います。

 

日に日によくなっていく患者さんを支えられることにやりがいを感じることでしょう。

 

患者さんと長く向き合える

 

急性期では患者さんの入退院も早いですが、回復期では一人の患者さんを2~3カ月の長期間にわたって関わっていくことができます。

 

じっくりと一人の患者さんに向き合って、看護をしたい方にとっては向いています。

 

他職種と関わりながらチームで働くことができる

 

看護師だけではなく、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)といった他職種の人たちと一緒にチームになって、患者さんのリハビリを支えていくことができます。

 

こうした他職種とのかかわりは、他では学べない回復期リハでの魅力の1つです。

 

男性が多いため、病棟の雰囲気が和やかなところが多い

 

回復期リハビリテーション病院では、最近は男性看護師が活躍していることも少なくありません。

 

また、PT、OT、STといった職種にも男性が多く働いているので、急性期病院での女性中心の職場とはまた雰囲気が異なります。

 

病棟に男性がいることで、女性だけのギスギスした感じが和らぎ、雰囲気も和やかなところも多いですよ。

 

 

新人(第二新卒)看護師が回復期で働くデメリット

 

回復期リハビリへの転職をお考えの新人看護師さんには、メリットだけでなく、デメリットも知ったうえでの転職をおすすめしています。

 

医療行為が少ない

 

回復期病棟にいる患者さんの基礎疾患や処置などの基礎的なことは学べるのですが、治療が終わって病状も安定している患者さんのリハビリを行うことが中心になるため、急性期で学ぶような処置の多さはありません。

 

様々な症例や疾患に関わってスキルアップしたい・学びたいと考えている方にとっては、物足りなくなってしまいます。

 

力仕事が多い

 

リハビリ中心で、患者さんは骨折だけではなく、脳卒中や脊髄損傷で後遺症が残って身体が思うように動かせない方もいます。

 

そうした方の体位交換や、車いすへの移乗、トイレの介助といったことも必要なので力仕事が多くなります。

 

上手く、コツをつかんで身体に負担のないようにできるようになれば問題はありませんが、最初のうちは身体に負担をかけてしまうこともあるので、腰痛持ちの方は注意が必要です。

 

リハビリの成果が分かりにくく根気がいることも

 

患者さんによっては、リハビリの成果が思うように見えづらいということもあります。

 

なかなか思うように動かないことで、精神的にも辛い患者さんを根気よく支えていくことが看護師にも求められます。

 

中には、患者さんがその辛さを看護師にぶつけてくるケースもあります。

 

なかなか目に見えないものを支えていくことは、看護師にとっても精神的にきついということはあるでしょう。

 

夜勤はナースコールの対応に追われることも

 

病状が安定しているので、夜勤は急変対応もなく楽かな?と思われていますが、患者さんによっては、トイレの介助に付き添ってほしいとナースコールを頻繁に鳴らすこともあります。

 

そのため、夜勤中にナースコールの対応ばかりに追われるということもしばしばあるのです。

新人(第二新卒)看護師が回復期へ転職する時に気を付けたいこと

 

以上のように、回復期リハビリへの転職をお考えの方は、必ずメリット同時に、デメリットになることもよく理解したうえでの転職が必要になります。

 

とくに、急性期での経験が3年未満の第二新卒として回復期リハへの転職を考えているなら、本当にこの先、急性期に戻ることはないのか!?ということも考えた上での転職をおすすめしています。

 

回復期はリハビリが中心の看護なので、急性期で学ぶような看護技術はなかなか身に付きません。

 

急性期はもうコリゴリで、この先急性期に戻って働くことはもうない!と決めているのであればいいかもしれませんが、まだ頑張れるかもしれない…、もしかしたら、急性期に戻りたくなるかもしれない…という思いがある方は慎重に考えてみてくださいね。

 

回復期リハビリテーション病院への転職はこんな方にオススメ

 

急性期病院以外で働きたい

 

精神的プレッシャーを少なくしたい

 

患者さんと長く寄り添っていきたい

 

プライベートを充実させて働きたい

 

 

まだ転職自体に迷っているという方やどんな転職先を選べばいいのか分からない!という方には、看護師の転職サイトを利用してみるといいですよ。

 

 

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転職サイトでは、転職することにまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。

 

必要であれば、コンサルタントから自分に合う職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。

 

場合によっては、回復期と急性期の病院を併願してみるといったこともできるので、転職先選びに迷っている方にもおすすめですよ。

 

登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全です。

 

決して無理な転職を勧められることはありません。

 

 

 

>>>回復期リハビリテーション病院を看護師の転職サイトで探してみる

 

 

 

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