疲れているのに眠れない…これって不眠症?
最近、なんだか
「疲れているのに眠れない」
「明日は仕事が早いのに眠れない」
布団に入ってみたけれど、なかなか寝付けなくて気付いたら1時間以上も経っている。
眠れて朝になっても浅い睡眠が原因で、疲れが残ったまま…。
あー今日はこれから日勤だ…。
このように看護師さんの中には、眠れない…不眠症で悩んでいる方も多いのです。
不眠症とは、
- 布団に入っても寝つきが悪くて眠れなかったり、眠れた場合でも途中で起きてしまいその後再び眠ることができない
- 朝早くに目覚めてしまう
- 睡眠が浅く、熟睡できている感覚がない
といった、不眠の症状が現れることです。
看護師で不眠症に悩まされている方はたくさんいます。
不眠の原因は、うつ病などの精神的疾患や、ストレスなどが原因になって不眠症になってしまうことがあるとされているので注意が必要です。
特に新人看護師の場合は、入職後しばらくすると夜勤に入ることになり、これが不眠の原因を作ってしまうこともあるようです。
今まで、夜に働くという経験をしたことがない新人看護師さんにとっては精神的にも体力的にもハードになりがちです。
慣れない不規則な夜勤のある生活で自律神経が乱れてしまったり、仕事ができないストレスや人間関係のストレスなどによって不眠症になってしまうケースがあるのです。
夜勤で寝る時間が毎日バラバラになってしまうことによって、睡眠の量や質を低下させてしまっているのです。
毎日、充分な睡眠が取れていないと頭が一日中ボーっとしたままで、集中力が低下してしまいミスにつながる恐れがあります。
だからといって、今日こそは眠ろうとはりきって早めに布団に入って思も、やっぱり眠れない…と繰り返してしまうのです。
不眠が続く看護師さんの中には、夜に眠れなかったことが原因で、朝方に寝坊をしてしまい寝すぎてしまったりと、不眠と過眠を繰り返してしまい仕事にも影響が出てきて悩んでいる方も多いのです。
本人はコントロールができずに悩んでいるにも関わらず、状況が分からない現場の看護師からしてみれば、ただ怠けているだけと捉えられてしまうことになります。
あまりにも症状がひどい人の中には、不眠症のお薬、睡眠薬を飲んでコントロールしている方もいらっしゃいますが、同じ眠剤を飲み続けていると抵抗がなくなり、また眠れなくなるというようなことを繰り返してしまっている方もいます。
怖いのは、不眠症になると、疲れもしっかりとれないので過労にも繋がっていってしまうこともあるのでとても危険です。
不眠症かんたんセルフチェック
最近、疲れているのに寝付けなくて…と、眠れなくて不眠症かな?と思ったら、まずは、不眠症かんたんチェックをしてみましょう。
次の項目に当てはまるものがいくつありますか?
布団に入ってから30時間以上は眠れないことが多い
朝方に思ったよりも早く起きてしまうことが多い
寝ていてもトイレで何度も目覚めてしまう
朝起きても疲れが取れていないと感じる
集中力が持続せず、いつもイライラしがちである
睡眠時間が毎日平均すると5時間以下しか取れてない
身体が常にだるくて仕事に行きたくない
最近、休みの日でも何もやる気が起きない
日中、仕事をしている時などに急な眠気に襲われることがある
もし、上記のような項目に4~5個以上当てはまったのであれば、不眠症になる恐れがあるかもしれません。
このままこの状態が長く続いてしまうことがないように、うまく眠れるように良質の睡眠を取れるように対策をしていきましょう。
ほとんどチェック項目がついてしまった!という方は、もしかすると、既に不眠症になっている可能性も考えられます。
気になることがあれば、早期に医師に相談してみることがおすすめです。
良質な睡眠を取るためにうまく眠れるコツ
うまく眠るようになるためには、寝る前の準備が大切です。
とはいっても、あれもこれもしなきゃと考えてしまうと、脳が活発に働いてしまうので、普段、何気なく行動してしまっていることを止めたり、ちょっとしたことをすることでうまく眠れるようにもなります。
- お風呂は、布団に入る時間の約1時間くらい前が理想です。あまりに早く入ってしまうと逆に身体が目覚めてしまうことがあります。お風呂の湯船でしっかり身体を温めて、ゆっくり30分くらいの入浴がおすすめです。
- 眠る直前まで、テレビを見ていたり、パソコンを付けたり、スマホ画面をブルーライトを浴びているような習慣になっていませんか?こうした行為は副交感神経を刺激してしまい、脳が活発にな働いてしまう原因になるので睡眠を妨げてしまいます。
- お風呂から上がったら、できるだけ、部屋を暗くして過ごすようにしましょう。蛍光灯のようような明るさよりも、間接照明などの暗めの光に夜だけ切り替えるのもいいですね。
- 休日に寝だめをしようと思ってたっぷり昼寝をしない。もし昼寝をするのであれば、20分程度の短い時間にとどめるようにするのがベストです。寝だめは基本的にはできないので、睡眠サイクルを壊さない為にもできるだけ気を付けましょう。
- 夕食は寝る2時間くらい前には食べるようにしましょう。直前に食べてしまうと目が覚めてしまうことになりますよ。
- 朝起きたら、部屋のカーテンを開けて外の光をできるだけ浴びるようにしてください。脳や身体に朝が来た!と覚えさせます。体内時計がくるってしまっている場合でも、こうすることで自然と体内時計のリズムも整いますよ。
- 身体を締め付けないゆったりとした寝具を着るように心がけましょう。身体を締め付ける寝具は、呼吸を乱したり、血液の循環を悪くしてしまうので身体を冷やしてしまうことにもつながります。
- コーヒーにはカフェインが含まれているので控えましょう。意外と思われるような、緑茶、抹茶、紅茶にもカフェインが含まれているので気を付けてくださいね。寝る前にはノンカフェインのものや白湯を飲むと寝つきがよくなりますよ。
- 眠る前に軽いストレッチを取り入れてみるのもおすすめです。筋力を使う腹筋などをするとかえって、脳と身体が起きてしまいますから、軽めのストレッチ程度が寝る前には効果的ですよ。
- 根本的なストレスの原因を改善することも必要です。夜になると仕事のことが気になって不眠に悩まされているという方は、ストレスのない職場に変えて働く必要があるかもしれません。
以上のように、脳を刺激するような事は避け、できるだけリラックスをするようにして布団に入るようにしましょう。
続いて、夜勤明けに良質な睡眠をとりたい…、夜勤明けに良質な睡眠をとるためのうまく眠れる方法です。
- 夜勤が終わった後は、太陽の光をできるだけ浴びないように気を付けましょう。
- 部屋に外の光を入れないように、遮光カーテンなどを利用して暗めに保ちます。
- 30分くらいの入浴をして夜と同じような部屋の状態にして気持ちよく眠るようにしましょう。
それでも、夜勤明けで興奮してしまい、眠れない・・・という方もいますよね。
夜勤明けで疲れているけれど眠れないといった場合には、身体を休めるためにも横になってゆっくりしておくだけで十分です。
無理に眠ろうと思って焦る必要はありませんよ。
夜勤明けの休みの日にしっかりと休むことで、普段の睡眠サイクルもうまく整ってくるはずです。
不眠症で毎日が辛いと感じている方へ
どんなに対策をしても毎日が辛いと感じているなら、一度、夜勤のある生活から離れてみてもいいのではないでしょうか?
- 病棟の日勤常勤
- クリニック
- 美容外科
- オペ室
- 介護施設
- 透析室
- 外来 etc
看護師として働ける職場は、病院の交代交代勤務だけではありませんよ。
夜勤のない日勤だけで働ける職場を探しているなら、看護師の転職サイトがオススメです。
転職サイトでは、転職することにまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。
必要であれば、コンサルタントから自分に合う職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全です。
決して無理な転職を勧められることはありません。
>>>新人(第二新卒)看護師が働ける日勤のみの求人を転職サイトで探す
よく読まれる記事
- うつ病
- 新人看護師でうつ病になってしまう人をこれまでたくさん見てきました。あなたももしかすると、うつ病かも・・・と悩んでいるのかもしれませんね。うつ病かもと思ったらチェックしておきたい症状と、その後に考えるべきことをまとめてみました。できるだけ早い段階で気づくことがポイントになりますよ。
- 適応障害
- 転職コンサルタントとして働いていた頃、適応障害になった看護師の転職サポートを毎年必ずといって何人かは担当することがありました。新人看護師が適応障害で退職することになったら、どんな職場へ復帰するのがいいのでしょうか?適応障害の症状や新人看護師が適応障害になってしまう理由なども含めてまとめてみました。
- 吐き気がする
- 新人看護師が朝起きた瞬間や、病院のことを考えるだけで、ひどい吐き気に襲われるということがあります。吐き気の原因とは!?知らず知らずのうちに、仕事でストレスをため込んでしまっているかもしれません。
- 熱を出した時に休む基準
- 看護師だって突然、熱を出すことだってあるんです!!仕事に穴を空けてはいけないと無理して倒れてしまっては、結局周りの人に迷惑をかけてしまうということもあります。では、熱がある場合に何度以上の熱があれば、休んでもいいの?
- 胃痛になる
- 毎日、病院に行くのが辛くて胃が痛くなってしまっている方はいませんか?胃痛の原因はストレスから?ストレスからくる胃痛は放っておくと、病気に繋がることもあります。そのストレスの原因はどこからきているのでしょうか?
- 腰痛
- 新人看護師で腰痛になってしまったらどうすればいいの?日ごろから意識することでできる腰痛の予防策と、実際に腰痛が辛い人のための対処法についてまとめてみました。辛い腰痛のまま働きたくない・・・という人はチェックしておきましょう。
- インフルエンザ
- 看護師がインフルエンザかもと思った場合の対処法って?職場によって、1週間休む場合や解熱して2日後に出てきていい場合もあります。また、欠勤扱いになったり、有給が勝手に使われことも・・・。
- 過呼吸
- 職場のストレスによって過呼吸を繰り返していませんか?過呼吸に悩む新人看護師も少なくありません。身体が悲鳴を上げているサインかもしれません。一度でも過呼吸を経験したことがある人は、何が原因になっているのか調べて早めの対処をしておきましょう。
- 頭痛
- 新人看護師で職場のストレスから頭痛に悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?ズキン!ズキン!とひどい頭痛をなんとかしたい!という人のために、頭痛の原因と今すぐできる対処法をまとめてみました。頭痛がひどくて仕事にも支障をきたしてしまっては大変ですよ。
- ヘルニア
- 腰にピキッ!!と激痛が…!!椎間板ヘルニアになった新人看護師でも復帰できる職場ってあるのでしょうか?腰に負担をかけたくない!だからといって、経験もない…。その中でもできることを探していこう。
- 自立神経失調症
- あなたは大丈夫?なんだか最近やる気がなかったり、めまいや下痢、胃痛がある・・・という新人看護師は自立神経失調症かもしれません。新人看護師に多い自立神経失調症の症状や原因についてと忙しくてもできる対処法をまとめてみました。
- 動悸
- 病院のことを考えるだけで胸がドキドキ…動悸が止まらない…と悩んでいる新人看護師さんへ。動悸が止まらない時は、職場で受けるストレスが原因では?動悸の原因と対処法についてまとめています。
- 円形脱毛症
- コンサルタントをしていた頃、看護師さんから、実は・・・と「円形脱毛症」を告白されることがありました・・・。看護師が円形脱毛症になる原因は?症状・原因・対処法についてをまとめてみました。
- 体重の激減
- 休みの日でも病院の事が頭から離れない!ご飯を食べることが義務的になり、食べようとすると吐き気もする…。職場のストレスで急激な体重減少がみられたら、疑った方がいい病気はこちらから。
- 無気力状態・燃え尽き症候群
- 新人看護師でここ最近無気力な状態が続いているということはありませんか?場合によっては、燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥っていることも・・・。看護師が陥りやすい燃え尽き症候群の症状や原因とは?ひどい場合には、適応障害やうつ病になる可能性もあるので注意が必要ですよ!無気力状態・燃え尽き症候群から抜け出すための9つの方法をまとめてみました。
- 五月病
- 新人看護師が5月の連休明けごろから、なんだか身体がだるい…もしかしたら五月病かも!?と思うことはよくあることです。しかし、症状が続く場合には、適応障害やうつ病などの病を疑った方がいい場合もあるので注意が必要です。
- オリエンで緊張しすぎて…
- 新人看護師のオリエンテーションで緊張のあまり、吐き気や動悸がしたり、お腹を壊したり、泣いてしまったり、既に体調を壊してしまう看護師さんが大勢います。決してあなた1人だけではありませんよ。
- 憂鬱な気分
- 憂鬱な気分が続いている新人看護師さんへ。少しでも憂鬱な気分を紛らわす方法についてまとめてみました。あまりにも長く憂鬱な状態なのであれば、うつ病の危険性もあるので注意が必要ですよ。
- 夏バテの原因と対処法
- 新人看護師さん!夏バテで身体がだるくて、仕事に行きたくない・・・となっていませんか?夏バテのメカニズムを知って、対処法について知っておきましょう。忙しい新人看護師でもできることって何かある?
- 手荒れがひどい
- 手荒れがひどくて仕事に支障をきたしていませんか?辞めたいほどにひどい手荒れで悩む看護師は一体どうすればいいの!?看護師の手荒れ対策と手荒れで辞めたい場合の対処方をチェック!
- 朝が起きれない
- 朝がなかなか起きれない・・・と悩んでいませんか?起きれない原因とスッキリ目覚める為のポイントをまとめています。夜勤のある生活が体質的に合わないなら、新人看護師でも日勤だけで働く生活にチェンジすることもできますよ。
- 疲れ・疲労
- 新人看護師で仕事に疲れた・・・休んでも疲労感がなかなか取れない・・・と悩んでいませんか?早めに疲れを対処しないとうつ病などの精神的な疾患になってしまうこともありますよ。疲れを取る為の対処法とは?