新人看護師が適応障害で退職したらどうする？⇒復帰しやすい職場
転職コンサルタントとして長年働いてきましたが、新人看護師で適応障害になってしまった人の転職を毎年必ず何人かは担当することがありました。
もしかするとあなたも適応障害を抱えていて、今後の看護師としての働き方について悩んでいるのかもしれませんね。
ここでは、新人看護師が適応障害になってしまう理由や適応障害の症状、その後の看護師としての働き方についてまとめてみました。
いま適応障害を抱えていて退職すべきか悩んでいるという方や、私、実は適応障害かもしれない・・・という人は目を通してみてくださいね。
新人看護師が適応障害になってしまうのはなぜ？
そもそも適応障害とはどういうものなのでしょうか。
適応障害とは、ある特定の出来事がその看護師にとってとても辛くて耐えがたいもので、そのために精神的にも身体的にも行動面にも表れる心の病のことです。
まさが自分が心の病気に・・・なんて思っているほど、適応障害になったりすることもあるので注意が必要です。
特に、環境の変化が激しい新人看護師にとっては、職場でのストレスによって適応障害になる人も少なくはありません。
職場の人間関係で悩んでいたり、看護業務の厳しさになかなかついていくことができず、精神的なプレッシャーとなって過度なストレスを抱え込んでしまう人が適応障害になってしまっています。
あなたももしかすると、職場で相当なストレスを抱え込んでいるのではないでしょうか。
新人看護師は目まぐるしく過ぎていく忙しい日々を送っているので、なかなか自分のストレスにも気づかないこともありますよ。
応障害ってどんな症状？
では、実際に適応障害にはどんな症状があらわれるのでしょうか。
精神的な症状
- 憂鬱な気分がしばらく続いている
- 不安や心配が常にある
- 意欲や集中力の低下があり仕事中によくミスをしてしまう
- 仕事中にイライラしてしまうことが多い
身体的な症状
- 頭痛
- めまい
- 動悸・息切れ
- 吐き気
- 倦怠感
行動面に出る症状
- 無断欠勤をしてしまったことがある
- 物にあたったりしてしまうことがある
こうした症状が最近続いているというようなことはありませんでしたか？
もし、毎日のように何かしらいつもの自分とは違う変化があれば、適応障害を疑った方がいいこともあります。
休みの日にいしっかり休んでも症状がすぐに治らなかったり、仕事に行こうと思うと上記のような症状が出てくる場合には特に注意が必要です。
普段とは違う感情や自分の行動に何かがおかしいと気づけることが第一歩です。
新人看護師の適応障害はストレスから離れれば治る？
でも、適応障害はうつ病と似ているような症状も見られますが、決定的に違うのが適応障害はストレスになる状況や出来事がはっきりしているということです。
ストレスの原因がはっきりしているので、そのストレスになっている原因から離れることで次第に適応障害の症状も回復に向かう方も多いですよ。
そのため、うつ病の方に比べて転職先も選びやすくなり、適応障害で休職をしばらくしていたとしても転職先で受け入れもされやすいところがあります。
原因がはっきりと自覚できている方は、とにかく早いうちにストレスの元になっている職場から離れるようにしましょう。
医師からの転職してもＯＫのサインをもらうことは必要ですが、原因から離れない限りは適応障害の症状がなかなか治らないままだったり、慢性化したりすることもあるので気を付けてくださいね。
もちろん、今の病院内での異動によって解決できるのであれば、できるだけ早く師長に相談してみて対処してもらうようにしましょう。
ただし、病棟異動のままであれば、結局原因となる場所からは距離を置いた程度になってしまうので、人によっては病状が良くならなかったり、良くなったとしても思い出して再発したりの繰り返しになってしまう方もいるので注意が必要です。
人によってストレスの原因はさまざまではありますが、先輩看護師からきつく怒鳴られたり、理不尽な指導を受けたりしていることが要因になっていたり、忙しすぎる看護業務が自分に合っていなかったりという方もいますよね。
適応障害で職場でのストレスが原因と分かっているなら、きれいさっぱり忘れて新しい環境に身を置いてみることで改善されますよ。
看護師として働ける職場は、今の職場だけではありません。
新しい環境に身を置いて再出発を切ったことによって、イキイキと働けている看護師を私自身たくさん見てきたので安心してくださいね。
新人看護師が適応障害で退職したら復帰しやすい職場はどこ？
では、新人看護師が適応障害で退職した場合、どういった職場が復帰しやすいのでしょうか。
一概にどういう職場なら復帰しやすいとは言いにくいですが、あなたの適応障害の原因となったことを取り除けるような職場を探すことが大切になってきます。
例えば、激務で長時間労働が当たり前な職場だった場合には、残業がほとんどなく場合によっては定時で上がることもあるような職場への転職が理想的です。
また、早すぎる展開についていくことができなかった場合には、慢性期の病院や介護老人保健施設なども転職対象になってきます。
人それぞれの症状に合わせて復帰しやすい職場を選んでいく必要があり、人によっては非常勤から復帰をする方がしやすいという方もいます。
今後、自分がどんな職場へ復帰したらいいのか分からない・・・という方は看護師の転職サイトがおススメです。
転職サイトでは、転職すること自体にまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。
必要であれば、コンサルタントから自分に合うストレスの少ない職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全で、決して無理な転職を勧められることはありません。
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