新人(第二新卒)看護師が精神科で働くメリット・デメリット

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新人(第二新卒)看護師が精神科で働くメリット・デメリット

 

新人看護師として精神科に配属されたり、あるいは、第二新卒として精神科への転職も視野に入れているという人もいるのではないでしょうか。

 

新人看護師,精神科

 

精神科看護は一般科の看護業務とは違ってかなり特殊なところでもありますよね。

 

一般科よりも精神科は楽と思われることも多いですが、精神科には精神科看護の大変さ・・・もあります。

 

ここでは、精神科看護の看護師の仕事内容についてや働くメリット・デメリットになることを分かりやすくまとめてみました。

 

働いた後にギャップを感じて辞めてしまわない為にも、メリットだけではなくデメリットになることもしっかりと押さえておくようにしましょう。

 

精神科で働く看護師の仕事内容って?

 

まずは、精神科で働く看護師の仕事についてみていきましょう。

 

精神科は、うつ病や認知症、統合失調症といった心の疾患を治療するための診療科です。

 

精神科でも慢性期の病棟であれば、10年、20年以上にわたって入院生活を続けている患者さんもいるほどです。

 

一般科と同じように、診察介助、患者さんの観察、医療処置、患者さんへの指導やそのご家族への説明、患者さんの身体管理なども行いますが、精神科では、薬物療法が中心となることがほとんどです。

 

そのため、看護師としてしっかりとした服薬管理も大切になってきます。

 

精神的に不安定な状態にある患者さんとコミュニケーションを取りながら寄り添い、精神的なバランスを保てるように日常生活の援助を行うことが看護師としての大切な役割です。

 

 

ただ、精神科といっても精神科の専門病院であれば、スーパー救急病棟、開放病棟、慢性期病棟など様々な病棟に分かれているところもあります。

 

最近では、慢性期病棟で長期入院している精神科の患者さんの高齢化が進んでいることもあって、看護師が力仕事や介護的な仕事もしなければいけないことが多くなってきているようですね。

 

また、高齢化にともなって認知症が進んでいるというケースも増えています。

 

そのため、看護師は患者さんの体力や思考力の低下を防ぐための計画を作業療法士と共に考えたりといったこともしています。

 

また、力が必要な介護的な仕事も増えていることから、精神科での男性看護師の需要も拡大していて積極的に採用もされています。

 

精神科病院によっては、看護師の世界では珍しく男性が師長をしているというような病院もありますよ。

 

 

では、精神科へまだ経験の浅い新人(第二新卒)の看護師が転職するメリット・デメリットはどんなことがあるのでしょうか?

 

新人(第二新卒)看護師が精神科で働くメリット

 

患者さんの退院後を見通した関わりがやりがいに

 

コミュニケーションを通して患者さんの不安な気持ちに気付いたり、いかに気持ちを汲み取るかということも看護師の大事な役目です。

 

精神的なサポートを通して、患者さんと上手く関わりを持つことができることがやりがいにつながります。

 

比較的落ち着いていて体力的にも精神的にも楽に働ける

 

自立しているような患者さんが多い病棟であれば、介助が必要な患者さんも少なく体力的にも楽に働くことができます。

 

また、一般科に比べれば、やはり落ち着いた環境の中で働けるので一般病棟とは全く違うゆっったりとした時間が流れています。

 

常に、慌ただしく緊張感を持って働くことが苦手な看護師にとっては、精神的にも働きやすい環境があるでしょう。

 

また、命にすぐに直結するような急変などもほとんどないことから、精神的にも命を預かるというプレッシャーが少なくすみます。

 

一般科と変わらないくらいの給与をもらえる

 

精神科の看護師は給料が安い?と思われている方もいるのですが、実はそれほど一般科とも変わりはありません。

 

病院病棟であれば精神科は夜勤もあるので、一般病棟とさほど変わらない給与をもらえることがほとんどです。

 

精神科ナースとしての手当てが付く場合もあり、通常よりも多くなるケースもあります。

 

残業が少なめで長く働きやすい

 

精神科は一般科に比べて落ち着いているので、急変対応などもほとんどなく残業時間が比較的少ない傾向にあります。

 

残業が少なめなことで、プライベートが充実させやすくなりますよ。

 

精神科では、一般科に比べて長く在籍して働く看護師も多く、長い方だと5年、10年と働き続けています。

 

それだけ、仕事とプライベートの両立がしやすい環境があるのでしょう。

 

新人(第二新卒)看護師が精神科で働くデメリット

 

では、新人看護師が精神科で働くデメリットには何があるのでしょうか?

 

看護師としてのスキルアップが難しい

 

精神科では基本的にコミュニケーションを通して患者さんと関わったり、薬を使って普段と変わらないような日常生活を送ってもらえるように援助していくことが役割です。

 

そのため、医療処置といったことをする機会がなく、看護技術を向上させることはできません。

 

新人看護師として精神科に配属されたことによって、一般科で学ぶような基本的な看護技術も学べないので中には焦りを感じてしまう人もいるほどです。

 

これから精神科への転職を考えるのであれば、本当に今のタイミングで精神科へ転職してもいいのかどうかということをよく考える必要がありますよ。

 

精神科の慢性期病棟は介助が多く体力を使う

 

ひと昔前までは、精神科の慢性期病棟は楽だと言われていたのですが、最近では高齢化にともなって、長期入院している患者さんでも高齢者が多くなってしまいADLが落ちている人が多くいるようになっています。
そのため、全介助や半介助が必要な方が増えたり、認知症になっている人も増えています。

 

看護師が食事や排泄、入浴での介助をしなければいけないこともあり体力を使う仕事も増えています。

 

精神的にストレスがかかることもある

 

精神科は心の患者さんの心のケアを行う中で、看護師が患者さんの話を聞いているうちに自分も引き込まれてしまうこともあります。

 

また、精神的に病んでしまっている患者さんから暴言を吐かれて傷ついてしまうことがあれば、あなた自身が精神的に疲れてしまうこともあるかもしれません。

 

精神科で働く場合には、仕事は仕事として捉えて、仕事とプライベートをはっきりと割り切って働ける看護師が向いています。

 

心を柔軟に切り替えられる人の方が精神科では働きやすいですよ。

 

スーパー救急病棟は楽ではない

 

24時間患者さんの受け入れをしているようなスーパー救急では、精神的に錯乱状態にある症状が激しい患者さんも入院してくることがあります。

 

力を使って時には患者さんの身動きができないように押さえつけたりといったことも必要になることがあります。

 

救急に特化した精神科病院であれば、入院も多いのでそれなり忙しくなることも多いですよ。

 

 

新人(第二新卒)看護師が精神科で働きたいならどうする?

 

精神科看護に興味があるという方は、まずはデメリットになる部分もしっかり押さえた上で転職するようにしましょう。

 

まだ経験の浅い新人看護師が精神科看護の道へ進むのであれば、この先も本当にずっと精神科ナースとして続けていきたいかどうかというところまでよく考える必要があります。

 

将来的に一般科に戻ることも考えているのであれば、年齢を重ねてしまったあとで働くと一から勉強することが多くなってしまいます。

 

だからこそ、本当に今のタイミングでいいのかどうかをよく考えて結論を出してみるといいですよ。

 

 

精神科は、仕事よりもプライベートの時間も大切にして働きたいと考えている看護師にとって働きやすい環境があります。

 

腰を据えて一つのところで働き続けたいと考えている看護師にとっては、働きやすい良い環境は十分あります。

 

 

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