新人看護師がケアミックス病院で働くメリット・デメリット
新人看護師さんの中には、規模の大きい超急性期病院などで働いている方にとっては、ケアミックス病院って何?という方も中にはいるかもしれませんね。
ケアミックス病院とは、一つの病院の中で急性期の一般病棟+回復期病棟、一般病棟+療養病棟、一般病棟+回復期病棟+療養病棟といった違うケアが必要な患者さんが混在している病院のことをさしてケアミックス病院と呼んでいます。
病床数も病院ごとで違い、どの病棟がどれだけの病床数、規模が大きいのかも異なります。
新人看護師がケアミックス病院で働くメリット
同じ病院の中で異動ができる
ケアミックス病院で働く最大のメリットは、一つの病院の中で様々な看護ケアが学べるということです。
例えば、一般病棟と療養病棟のあるケアミックス病院に就職した場合、基本的に新人看護師や第二新卒レベルの看護師であれば、一般病棟に配属されて看護を学ぶことになります。
しかし、自分はもともとも慢性期での看護に興味があり、患者さんがより良い生活を送るためにどうするのかを考える看護に興味があれば将来的に療養病棟に異動することでその思いは実現できますよね。
また、急性期に配属されたものの自分には急性期が合わない…、あまりのスピードについていけない…と感じたなら、転職することなく同じ病院内で異動して他の看護を学ぶこともできます。
最初は自分に向きや不向きも分からないことも多いので、こうしたことで自分の適性ということも新人看護師にとっては理解しやすくなりますよね。
もちろん、転職して新たな病院で働くことも可能ですが、将来的に看護師の人数が充足する時代が到来した場合には、できるだけ一つのところで長く続けている看護師さんの方が経歴的にいいので異動で済むなら異動する方がいいでしょう。
結婚をしてからも働き続けやすい
将来結婚をして、家庭を中心に働きたいから急性期では働けない…と思っても、回復期や慢性期に移ることで、残業が減らしたり、気持ち的にゆとりを持って働くことも可能です。
今後、長い目で考えた時にも選択肢が多いということで、柔軟に一つの病院で動くことができるのはありがたいですよね。
どうしても、女性は生活の変化が大きいですから、結婚したり、子供を産んだりというステージに合わせて仕事を変えていく柔軟に変えていくことができるのはありがたいですよね。
新人看護師がケアミックス病院で働くデメリット
希望先で働けないことがある
病院によって異なりますが、自分は回復期病棟を希望していたのに、一般病棟に配属されてしまったり、またその逆も起こりえます。
看護師師長や現場によるところが大きいですが、なかなか希望が通らないようなところもあるのでケアミックス病院に転職する際には注意して選ぶ必要があります。
新人看護師の転職で実はオススメ!
新人看護師が早期退職した場合、つぎの転職で急性期がいいのか、回復期がいいのか、はたまた、慢性期が自分には合うのかよく分からない…という方も多いですよね。
過去の実習で見たり聞いたり、体験したことはあったかもしれませんが、ほとんどの場合で実際に働いてみないとよく分からないというのが本音でしょう。
新人看護師が3年未満に辞めて転職先にケアミックス病院を選んでおけば、希望して配属してもらった先が合わないと感じてしまったり、希望して療養病棟に働くことを決めたけれどやっぱり急性期が勉強したいと感じてしまったり…ということがあっても転職せずにキャリアチェンジが一つの病院の中でできてしまいます。
経験のある看護師さんでさえも、こうしたことが稀に起こるくらいですから、経験の浅い新人看護師さんにとっては、1つの現場しかまだ知らないようなら分からなくて当然なんです。
でも、ケアミックス病院で働いているというだけで、もし何かあった時には、異動だけで済むのでまた辞めて新たに転職ということを防ぐことができます。
新人看護師で一番最初に入職した病院が合わなかった方や、第二新卒レベルの看護師さんにとっては本当にメリットは大きいと思うのでオススメですよ。
ケアミックス病院への転職での注意点
デメリットでもお伝えしたように、ケアミックス病院に就職をすると、現場の判断によっては自分の希望している部署とは違うところへ配属されてしまう恐れもあります。
配属希望先を予め決めて転職したいという方は、転職サイトのコンサルタントに相談してどこの病院であれば、こうした問題を未然に防ぐことができます。
私も、もともとコンサルタントをしていましたが、看護部長や師長の考え方によって大きく病院ごとで異なります。
新人看護師なら一般病棟への配属しか認めないといったところもあります。
一方、理解のある病院では、親身に新人看護師さんの話を聞いてくれ、この子ならここから始めると入りやすいと思うと相談に応じてくれたり、新人看護師さんの希望が強い部署があれば、そこでの配属を優先してくれ、万が一、合わないとか何か問題が起きた場合には、また相談してくれたら異動することもできるからねと言ってくれるようなところもありました。
こうしたことも、コンサルタントに間に入ることで調整できるので、安心安全材料になりますよ。
本当に病院ごとの師長や部長のカラーで決まることも大きいので、内部情報の持っている転職サイトに相談してみましょう。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全です。
決して無理な転職を勧められることはありません。
>>>新人(第二新卒)看護師の転職に強い転職サイトをまとめています
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