新人(第二新卒)看護師がICUで働くメリット・デメリット

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新人(第二新卒)看護師がICUで働くメリット・デメリット

 

新人看護師としてICUに配属になったり、あるいは、第二新卒としてこれからICUへの転職を考えているという人もいるかもしれませんね。

 

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でも、実際にはICUでの勤務は、常に緊張感があり精神的プレッシャーが大きい配属先でもあります。

 

そのため、これからICUで働く人や第二新卒としてICUで経験を積みたいと考えている人は、メリットだけではなくデメリットになるこも押させておきましょう。

 

ここでは、ICUの特徴から具体的な仕事内容、新人(第二新卒)看護師がICUで働くメリット・デメリットをまとめてみました。

 

ICU(集中治療室)って何?知っておきたいICUの種類について

 

ICUとは、別名で集中治療室とも呼ばれ、重傷な患者さんや大きな手術後の患者さんを対象に、24時間体制で必要に応じて救急処置が行えるような病院における治療室のことです。

 

そのICUにもいろいろあり、ER(救急救命室)に属しているICUを特に、E-ICUと呼んでいたり、ERに属していないICUをG-ICU(ジェネラルICU)とも呼んでいることもあります。

 

高度救急センターに搬送された熱傷や大きな外傷を負った患者さん、薬物中毒などの疾患を抱えた患者さんなどは、主にE-ICUに運ばれていきます。

 

病院が2次救急や3次救急などによっても、どこまでの患者さんをみるかやどんな患者さんをICUで受け入れているかは異なりますが、基本的には、GーICUでは、大がかりな手術を受けた患者さんや、院内に入院中に急変し重症化した患者さんが治療を受けるところになります。

 

また、大きな病院であればICUとして単独の治療室となっているのですが、病院によっては、病院の外科病棟の一部を集中治療室としてICU化しているようなところもあります。

 

看護師さんはなんちゃってICUと呼んでいることもあるようですね。

 

ICUにはどんな特徴があるの?

 

ICUには、特定集中治療室管理料という加算を取っているところと、取っていないところもあるので転職する場合には気を付けなければいけません。

 

管理料の加算を取っているICUであれば、患者さんの入院費用は非常に高く入室にもいろいろな基準があるため、平均在院日数も3~5日と非常に短くなります。

 

ICUに入院した患者さんの全身状態が回復してきて基準からはずれれば、すぐに転棟になりHCU(ハイケアユニット=救急病棟)や一般病棟に患者さんは移っていきます。

 

一方、同じ病院のICUでも看護師の人数が足りていない場合には、加算を取れていないICUもあります。

 

ICUとして病院内で機能しているような場合にでも、実際にはICUではなくてHCUであるというところもありますよ。

 

配属された場所がICUであったり、転職でICUをお考えの方は、こうした加算は取っているのかどうかや病院におけるICUの位置づけがどうなっているのかについても事前に確認しておくといいですね。

 

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ICUで働く看護師はどんな仕事をしてるの?

 

ICUの看護師は、日勤帯であれば1~2人の患者さんに対して一人の看護師が付きケアにあたります。

 

ICUでの患者さんは、重症な患者さんばかりで意識レベルも低下しているような状態です。

 

急変があれば命が危ない状態になってしまいやすいので、モニターで常に確認することはもちろん、患者さんの全身状態から少しでも異常があればすぐに発見しなければいけません。

 

また、患者さんは大きな事故にあったショックで、自分がどこにいるのかも、なぜ病院にいるのかも分からない患者さんもいます。

 

大きな怪我を負っていることで、精神的にショックを受けることもあるので、看護師は日常生活のケアもしながらも精神的サポートを行っていく必要があります。

 

さらに、患者本人だけでなく、そのご家族も大きなショックを受けてしまっているので同じように家族に対しての心のケアやサポートも必要です。

 

少しでも家族の不安が和らぐように、患者さんの今の状態についてしっかりと説明をしたり、今後どのような治療や対応をしていくかなどをコミュニケーションを取って分かりやすく説明していうことが求められます。

 

看護師の何気ない一言で傷をつけてしまうこともあるので、家族に対してのコミュニケーションは慎重にしなければいけません。

 

新人(第二新卒)看護師がICUで働くメリット

 

ICUで働けばどこへ行っても通用するスキルが身に付く

 

ICUで働く看護師は、重篤な患者さんの全身状態を、緊張感のある中で常に観察し続けています。

 

全身状態のアセスメント能力が養われる場所ではあるので、他の病棟へ移った場合にも役に立つスキルが身に付き、ICUで1年以上の勤務経験があれば、転職においてもかなり有利に働きます。

 

患者さんの回復にやりがいを感じる

 

患者さんが一命をとりとめて、回復していきやがては、ICUから一般病棟へと転棟していく時には、看護師としてほっとする部分ややりがいを感じることもあるでしょう。

 

患者さんの命を預かっている、患者さんを支えているというような使命感を持てるのも、ICUの看護師のならではのメリットです。

 

高給与になりやすい

 

ICUでの看護師の仕事はとてもハードになりやすいですが、その分は給与としては他の病棟の看護師よりも高めになっていることも多いです。

 

転職でICUを希望した場合にも、給与設定が最初から高いということもあるので、仕事は精神的にも肉体的にも大変だけれども給与などの待遇面では良いといえるでしょう。

 

新人(第二新卒)看護師がICUで働くデメリット

 

大雑把な性格の看護師には向かない

 

ICUは責任感があって几帳面な人ほど向いています。

 

ICUでは短期集中的に仕事が忙しくなることが多いので、観察力や集中力に優れていないとついていくのも大変かもしれません。

 

少しのミスも許されない場所なので、輸液ポンプの設定や人工呼吸器の扱いでもちょっとしたミスも許されません。

 

まぁこれくらいでいいかな?というようなタイプの看護師だと厳しく、大雑把な性格の方なら辛い環境となってしまうかもしれませんね。

 

常に緊張状態にあり、窮屈に感じることも

 

ICUという狭い環境の中で、機械に囲まれて仕事をすることになります。

 

患者さんはいつ急変してもおかしくない重傷者ばかりで、常に緊張をしていなければいけません。

 

狭い部屋で機械音が鳴り響くことに嫌気がさすこともあるかもしれませんね。

 

患者家族への対応が難しいことも

 

患者さんは、大きな事故などで重傷を負ってしまっているので、その家族も非常に精神的な動揺があります。

 

何気ない一言が傷つけてしまわないように、コミュニケーション一つとっても気をつけなければいけません。

 

 

新人(第二新卒)看護師としてICUで働きたいならどうする?

 

ICUでの看護師の仕事は、患者さんが多くなる時期はとてもハードであるとともに、勉強会や研修なども数多くあり常に勉強を続けていかなければいけない部署です。

 

ただ、それを乗り越えた先には、看護師としての高いスキルと能力が養われることになるので、一度、ICUで経験を積んでいくことができれば、今後の看護師人生において必ずプラスになります。

 

一番若い新人(第二新卒)時代だからこそできることでもあるので、デメリットなども理解したうえでも頑張ってみたい!と思えたらぜひ挑戦してみましょう。

 

 

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