休職した新人看護師にとって復帰しやすい職場って?
まさか自分が…。
うつ病や適応障害を患った新人看護師さんからよく耳にする言葉です。
うつ病や適応障害を患ってしまい休職を取っている新人看護師さんも少なくありません。
新人看護師さんがうつ病や適応障害などの病気で休職を取ると、この先どうやって看護師として続ければいいのかと焦る気持ちから早く職場復帰をしたい!と望まれる方もとても多いんです。
そんな休職中の新人看護師さんが、一番気になるのはどんな職場だったら復帰しやすいか!?ということです。
同じ職場への復帰を望まれる方はほとんどいません。
というよりも、ほとんどの方がドクターから同じ職場への復帰を止められているという方ばかりです。
いわゆる、ドクターストップです。
そうなると、今は籍だけ置いている形であっても、病気の原因を作った職場を離れて転職をする必要が出てきます。
でも、自分はどんなところへ転職すればいいのか分からなかったり、転職して今度もまた同じような事で悩んだり、鬱病や適応障害が再発したりしないだろうか…と不安になって当然です。
そして、一番怖いことはうつ病や適応障害の再発です。
だから、何がストレスだったかを病状が良くなり始めたら、まずは考えてみることです。
休職を取りながらも、あー自分はこういうところが嫌だった…。こういうところではもう働けない…。ということが、見えてくるはずです。
何が嫌だったかストレスになった根本的な原因が分かったら、その原因がないようなところで働いていくことが何よりも、心を安定させることにつながることでしょう。
一番の資本は自分の心と身体なので、心と身体が受け付けないような転職先を選ばないことです。
ストレスの原因から転職先を考えよう
では、私が7年間の転職エージェントで働きながら、実際に休職した新人看護師さんが転職した職場について具体的にお伝えしていきます。
まずは、ストレスの原因になったことから考えてみる必要があります。
ストレスの元になった原因
原因① 急性期の精神的プレッシャーが耐えられない
急性期では重症な患者さんも多いので、突然の急変に対応ができなかったり、こわくなってパニックになったり、自分がミスしたことで患者さんが亡くなってしまうのではないか…と不安で不安で仕方なかった新人看護師さんにとっては、急性期から離れる必要があると思います。
急性期は新人看護師なら誰しもが通る道だ!最低でも3年くらいは急性期で学ばないといけない!と、周りの先輩看護師などから一度は聞いたことはあるかもしれません。
ですが、病気になった原因が急性期での精神的プレッシャーにあるのであれば、まずは離れることです。一番は自分の心と身体です。
そんな新人看護師さんにおすすめの職場は
回復期リハビリテーション病院
慢性期の療養病棟
介護老人保健施設
特別養護老人ホーム
病院の外来配属
クリニックの外来
etc
以上のような職場は、急性期の病棟に比べれば、患者さんの病状も安定していたり急変も少ないところです。
新人看護師でも丁寧に教育してくれるようなところに転職すれば、経験などは問題ありませんよ。
ストレス原因② 職場の人間関係が悪かったこと
先輩看護師からイジメを受けたり、陰口を言われていたりと、職場の人間関係が本当に嫌だったということが原因であれば、人間関係が良いところへの転職を第一に考えて転職をしましょう。
人間関係が良いかどうか、悪いかどうかは転職実績のある転職エージェントのコンサルタントが情報を持っています。
女性だらけだと職場の雰囲気が悪くなりがちですが、男性も職場に比較的たくさん働いている職場なら、雰囲気も和んだり、男性目線があるので、新人いびりなどもしにくくなります。
そんな職場をお探しなら、おすすめは
回復期リハビリテーション病院
PT、OT、STさんは男性が多いので、雰囲気も和みやすくなります。男性看護師も最近は増えてきていますが、回復期で働いている方も多いですよ。
ストレス原因③ 夜勤が苦手だったり、体質的に合わなかった
夜勤に入るようになったことで、体調を崩してしまったり、夜勤の患者さんの急変が起こると頭が真っ白になってしまい夜勤が怖くなってしまっているのであれば、夜勤のない職場への転職を考えましょう。
病院の外来
クリニックの外来
健診センター
保育園の看護師
老人ホーム
デイサービス
etc
それでも病院で働きたいと未練がある方は、病院によっては、慣れるまでは夜勤は入らずに日勤だけで働いて、うまく入れそうになれば体調を見ながら入らせてもらえるようなところもあります。
また、病状に理解のある職場であれば、看護部長と相談しながら、最初は受け持ちを持たずにフリー業務を中心にさせてくださるような病院もありました。
本当に一番いいのは、看護師の病気に対して理解してもらえ、受け入れてもらえるような転職先が一番ですね。
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