面接官もこれで納得!新人看護師の使える退職理由
新人看護師が転職をするときに、次の転職先で聞かれて一番困ること・・・
ズバリ「退職理由!!!」ではないでしょうか?
まだ経験の浅い立場で辞めたことで、次の転職先ではどう見られるのだろうか?
退職理由を本音で伝えてもいいの?
面接で聞かれても何をどう伝えたらいいのか分からない!
そんなお困りの方ののために、面接官を納得させる看護師の退職理由についてまとめてみました。
使える退職理由を知って転職時に活かしてみましょう!
どうして退職理由を聞かれるの?
そもそも、看護師が転職をする時に必ず聞かれる退職理由ですが、どうして聞かれるのでしょうか?
その理由は、転職先が次のようなことを気にしているからにあります。
- 転職してきてもすぐに辞めてしまわないだろうか?
- 何か問題を起こして辞めていないだろうか?
- 転職してきても新しい職場に馴染める人柄だろうか?
- 他の看護師と良い関係は築けていけそうか?
- 辞めた事を他人のせいにする性格ではないか?
といった前の職場を辞める、辞めた理由を聞いたうえで、参考にしてあなたを判断しているからといえるでしょう。
面接時においては、このような点も見られているということを意識しておくのもポイントとなりますよ。
退職理由を伝える時に大切なことってある?
面接時での第一印象に影響を与える、身だしなみやマナー、表情や声の大きさ、トーンなどはもちろん大切になってきますが、それ以外にも転職先からは退職理由も重要視されています。
これから、転職活動に臨む方や面接を控えているという方は、退職理由を伝える時には、絶対に「前職の不平不満だけは言わない」ということを押さえておきましょう。
前の職場、あるいは、辞めようと思っている職場について、不平不満があったとしていもそれを面接時で言うべきではありません。
あなたが何かしらの不満があって前職を辞めた場合であっても、できるだけポジティブな言い方に変換して伝えるということが大切となります。
もしあなたが不平不満を並べたところで採用する側からしてみれば、うちにきても同じように不平不満を持って辞めるのではないか?
他の看護師とうまく人間関係を築いていけるだろうか?と、採用する側からしても不安要素は大きくなりますよね。
だから、面接でマイナスな意見を言うことは絶対にNGなので、気を付けておきましょう。
次に、ポジティブな退職理由にできるだけ変換して伝えるといっても、具体的にどう伝えればいいのか分からないというのも本音だと思います。
具体的な例を挙げながら、使える退職理由について見ていきましょう。
看護師の退職別で見る転職で使える退職理由の伝え方!
残業が多すぎて辞めた
看護師の退職理由でもよくありますよね。
残業が多すぎて辞めた場合、そのまま残業が多くて辞めましたということはNGです。
転職先の残業の程度を予め調べておく必要はありますが、転職先でも残業が多いなら伝えることで仕事への意欲がないとみなされてしまうことがあるからです。
また、たとえ転職先での残業が比較的少ない場合でも、もっと前向きな印象を与えるように伝え方を工夫した方がいいでしょう。
もし伝えるのであれば、
残業が月に○○時間以上あったため、休みの日にしっかり休むことができず仕事に集中することができない日が増えてきました。
このまま疲労がたまってミスに繋がってしまはないか…という不安も出てきたため、その前に退職を決意しました。
そのため、業務にもっと集中して取り組むためにも、前の職場よりも少しゆとりのある勤務ができるような貴院で腰を据えて働き続けていきたいと思っています。
パワハラで辞めた
現在働いている職場でパワハラを受けて辞めた場合、実際の転職時の面接でパワハラがあったので辞めましたというのはできるだけ避けましょう。
たとえ、医師や師長、先輩看護師などから、パワハラを受けて辞めたとしても転職先に伝えることによって、「あなたが感情的な人物ではないか」「本当に本人にも問題はなかったのだろうか?」と思われてしまうこともあります。
転職先はあなたの状況については分かりません。
パワハラがあったことを詳細に伝えたところで、転職先からしてみれば確認のしようがありませんよね。
むしろ、正直に伝えてしまうことで転職先にマイナスなイメージを与えてしまうことがあるので、パワハラで辞めたということははっきり伝えるのは止めましょう。
◆他に学びたいことがあったので辞めた
◆もっと教育体制が整っている環境で働きたいと強く感じたため
といったように別の退職理由に切り替えて伝える方がベストです。
短期間で退職をした
これも新人看護師ならよくある退職理由ですよね。
入職後、1年未満で辞めた時には、どうして短期間で辞めてしまったの?と聞かれることは多いです。
この場合の伝え方としては、短期間で辞めたことを反省しつつも、前向きな姿勢を見せるということがコツです。
自分が希望していた部署とは全く異なる部署への配属となりました。
その中でも身に付けていこうと頑張っていましたが、どうしても今の部署は向いていないのではないか?という思いが強くなりました。
部署異動は認めてもらうことはできないので、短期間で辞めてしまう結果になりました。
今は、自分の希望している部署で腰を据えて働き続けていきたいと思っています。
体調を壊して辞めた
ストレスなどから体調を壊して辞めてしまった場合については、正直にどんな症状になったのか、そして、現在はどうであるのかということを具体的に伝えましょう。
いま現在、完治をしていない場合においても、相手先に自分がどのような状態にあるのかを伝えておくことは大切です。
あなた自身のためでもありますし、転職先が判断をする材料の一つとなります。
ここで嘘をついてまだ体調が悪いのに、体調は万全です!と伝える必要はありませんよ。
体調は今どういう状態なのか、回復したのであれば、回復していることをはっきり伝えて、やる気を見せるようにしましょう。
看護師として完璧にしなければいけない、怒られないようにミスをしてはいけないという思いが強すぎたあまりに、ストレスとなって体調を壊して辞めてしまいました。
体調自体は休んだことで回復しましたが、完璧を追い求めるのではなく、昨日の自分よりも今日の自分に何ができるようになったかに目を向けるようにして新たな環境で再出発して頑張りたいと思っています。
人間関係で辞めた
これもよくある看護師の退職理由の一つです。
ですが、ここで前の職場の人の悪口を言わないように気を付けましょう。
転職をしたからといって、人間関係がなくなるわけではありません。
「人間関係が悪かったので辞めました」と転職先に伝えてしまっては、「うちにきても人間関係が合わずに同じように辞めてしまわないだろうか?」と思われてしまうことに繋がります。
たとえ人間関係が原因で辞めた場合でも、
例えば、
◆ずっとやりたいと思っていた科で学びたいと思ったため転職をした
◆教育制度がしっかり整っているような病院で学びなおしたい
以上のように、他のポジティブな理由に置きかえて転職先に伝えるように工夫してみましょう。
これまで、様々な退職理由について見てきましたが、あなたにとって使える退職理由はありましたか?
人それぞれ退職する理由は異なるので、自分の場合にはどう伝えればいいだろう?と疑問に思う方は、看護師の転職サイトがオススメです。
コンサルタントがあなたに代わって退職理由のアドバイスをしてくれるので活用してみましょう。
転職サイトでは、転職すること自体にまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽にコンサルタントに相談ができます。
必要であれば、自分に合う職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全で、決して無理な転職を勧められることはありません。
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