新人看護師にのしかかる「自立」のプレッシャーの乗り越え方
新人看護師への自立へのプレッシャーが大きくて潰れそうになっていませんか?
新人看護師が入職して3カ月経過したころになると、入職したころに比べれば、仕事でできる事も確実に増えています。
しかし、中途半端にしか理解していなくて分からないこともまだまだたくさんある時期でもあるのがこの頃です。
そして、6月ごろから新人は、先輩看護師からのマンツーマンの指導を離れ、独り立ちしていく人も出始めます。
仕事が一通りできるようになってくればいわゆる「自立」への道へと進むのですが、この「自立」という2文字が新人看護師に重くのしかかり、プレッシャーとなって苦しめるということが時としてあるようです。
先輩看護師から、仕事でミスをしたり、言われたことを覚えていなかったりすることで、先輩看護師には何度も何度も怒られてばかりいると自信も無くしてしまいやすいですよね。
周りの同期はどんどんと「自立」をしていくのに、私はまだまだ先輩から教わらないと分からないばかり…と焦る気持ちも出てきてしまいます。
先輩看護師からは、「いつになったら独り立ちできるの?」と、自立へのプレッシャーが否応なしにのしかかります。
まだまだこの時期は、新人看護師なら仕事ができなくても当たり前ではあるのですが、責任感が強すぎることで、すべて完璧にこなせないとだめなんだ…と思って落ち込んでしまうことがあるようです。
先輩看護師からは、分からなかったらすぐに何でも聞いてと言われるけれど、先輩たちもみんな自分の仕事で忙しくているので、聞く瞬間さえも見つからないということもありますよね。
そして、結局時間内に仕事が終わらなくなってしまい、また先輩に怒られるというパターンに陥ている方も少なくないでしょう。
看護師は3年たってやっと一人前と言われるくらい、仕事をできるようになるには時間がかかる難しい仕事です。
同期と比較して焦ったり、完璧にできないとダメなんだ!と思い込んでいると余計に自信もなくなってしまうことでしょう。
自分は他の同期と比べて遅いと自分のことばかり考えてしまうよりも、もっと目の前の患者さんにできることはないかという視点で仕事に臨んでみてはいかがでしょうか。
そして、分からないことがあれば、どんなに先輩看護師が忙しくてもしっかりと声をかけて、自分はこう思うという考えを伝えた上で聞いてみましょう。
自分の考えがあっての質問であれば、忙しくても相手も受け止めてくれやすいです。
この子は自分の中で考えを整理したうえで、聞いてくれているんだと思ってもらえるはずです。
先輩看護師が何よりも嫌なことは、新人看護師が何も質問をせずに自分で考えてしたことでミスにつながってしまったということです。
基本的な報告、連絡、相談ができるのであれば、自立への一歩に近づくはずです。
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