新人看護師は要注意!ブラック病院を見分ける方法
あなたはブラック病院で働いているということはありませんか?
新人看護師の場合、ほかの病院について何も知らないために、自分が働いている病院がすべてだと思っている人も多いと思います。
でも世間一般からしてみれば、実はブラック病院で働いていた!!なんてこともあるかもしれません。
また、転職する場合に間違ってもブラック病院を選んでしまわないように、ブラック病院についてよく理解しておきましょう。
看護師にとってのブラック病院の見分け方
まずは、どんな病院がブラック病院なのかについて見ていきましょう。
給料の遅れや未払いが続いている
給料が未払いで病棟閉鎖に追い込まれ、ついには病院の閉鎖も決まった病院が大阪にありました。
給料の支払いが給料日から明らかにずれていたり、未払いが続いている・・・といったような状況なら、病院自体の経営が危ない状態が続いているという証拠です。
典型的なブラック病院と言われるところで、そのまま働き続けていては、いつかは病棟閉鎖に追い込まれてしまう可能性もあるので、できるだけ早く安定した病院へ移りましょう。
管理職ポストが不在
看護師長や部長といった重要なポストが長らく代理の看護師が努めていたり、あるいは、不在・・・というような状態の病院はブラック病院の可能性が高いです。
病院内部からも担い手がいなかったり、外から募集をしても誰もやりたがらないといった病院かもしれません。
自分の病院で管理職ポストが長らく空いているという場合には注意しましょう。
正看護師の比率がおかしい
一般病棟で、正看護師の比率が明らかに低く、准看護師ばかりといった病院も注意が必要です。
正看護師の比率を上げるために、外から期間限定で看護師を雇っていたりする場合には何かあるかもしれませんね。
残業代を全く付けさせてもらえない
タイムカードを定時に切った後に、なぜか残業をしているような状態という病院があります。
このような病院では、上司に残業申請をしても、そのほとんどが認めてもらえず、残業代が一切もらえないというような状態になっています。
サービス残業し放題になっていることが常態化しているところは危険です。
有給休暇が全く使えない
入職して半年以上経てば、有給休暇が発生してきます。
でも、有給休暇を誰一人として使うことがなく、時だけが過ぎていくというような病院があります。
有給休暇の取得は働く看護師の当然の権利でもあります。
でも、付与された有給を使えないどころか、勝手に消化扱いにされて次年度に持ち越されないこともあります。
特に、新人看護師の場合には、まだまだ仕事ができないからという理由で、有給休暇を希望しても取らせないという方針の病院も多いようですね。
最悪のケースでは、退職時にいたっても残っている有給休暇の消化を止められるというようなところもあるので注意しましょう。
長時間労働が深刻
残業は本来、月に45時間までと法律で決まっていますが、月の残業時間が平均して45時間以上になってくる病院は気を付けた方がいいでしょう。
長時間労働のすえに過労死に至った看護師が過去にいる病院もありますよ。
病院全体に清潔感がない
建物自体が古い病院はよくありますが、廊下にゴミが出しっぱなしだったり、物品などが片づけられていないなど清潔感が感じられないような病院は注意が必要です。
働いている看護師の衛生面に対しての意識が低い可能性もありますよ。
医療器材が壊れていたり・古すぎる
医療器材が壊れていたり、古くてガタがきているにも関わらず、なかなか新しいものに買い換えないというような病院も注意が必要です。
病院の経営状態が悪化している可能性もあり、資金力がない場合もあります。
働く看護師がイキイキとしていない
働いている看護師の雰囲気がどんよりしていてイキイキしていない病院は一目瞭然です。
病棟見学などをしてみると、挨拶もないなとなく看護師がどんよりしている・・・というような病院もあるほどです。
こうした病院で働いている看護師には笑顔がなかったり、白衣が汚れていたりと清潔感がなく身だしなみもよくありません。
他の病院ではなかなか採用されないようなちょっと理由ありな看護師が多く働いている場合もあります。
見学時にしっかりと働くスタッフの表情や様子も見ておきたいところです。
看護師が患者の文句しか言わない
働いている看護師のほとんどが患者のことを考えて行動するというよりも、患者に対しての文句ばかりを言いながら働いている場合も注意が必要です。
看護部として「患者のために・・・」という視点が欠けている可能性がありますよ。
給与が異常に高い
経験がまだ浅いのに、給与設定が異常に高いと感じる場合には気を付けましょう。
看護師を働かせるために、最初の給与設定を高くしているというようなところも中にはあります。
もちろん、高いからといって全ての病院がブラックということはないのですが、最初の給与だけは高いのに賞与が出なかったり、昇給がほとんどないというようなところは注意したいですね。
看護師の離職率が異常に高い
看護師が入職しても短期間にすぐに辞める傾向のある病院は、ブラック病院の可能性も高いです。
特に、中途採用の看護師が入職してきてすぐに辞める場合は、他の病院と比べても何らかなの違いがあるのは明らかです。
あまりにも離職率が高い病院は、看護師が長く働き続けられる環境ではないかもしれません。
若い看護師が定着して働いていない
新人看護師にとっては、教育体制が整っていない病院で働くことは致命的です。
慢性期でもないのに、病院に若い20代の看護師が全くいないというような病院では、新人看護師の受け入れる体制がそもそもないのか、教育をほとんどしていないというような病院もあります。
もちろん、ベテランの看護師だけで成り立っているというようなところもありますが、教育体制がないことによって若い看護師が入職しても定着していないという病院は将来が心配です。
医師不足が深刻
常勤医師がおらず非常勤の単発の医師ばかり・・・でなとなか成り立っている病院は不安が残ります。
医師が不足している病院では、患者さんを呼び込むことができない為に、病棟閉鎖に追い込まれたり今後の経営状態が不安定になりやすいです。
常時、常勤の医師が足りていないというようなところは、気を付けた方がいいかもしれませんね。
あなたはブラック病院で働いていませんか?
ブラック病院の特徴についていくつかあげてみましたが、あなたの職場では問題はありませんか?
転職時においてもいわゆるブラック病院と呼ばれるような病院への転職は、可能な限りで避けて通りたいですよね。
でも、本当のところは実際に働いてみないとブラック病院かどうかなんてわからない・・・というのが本音ではないでしょうか。
看護師の転職サイトでは、あなたが本当に長く続けていけるかどうかという視点で医療機関の紹介をしてくれます。
転職サイトのコンサルタントは、日々様々な医療機関に足を運んでいるので、その地域の病院事情については看護師以上に詳しいです。
どこがブラック病院なのかどうかという情報も、辞める看護師さんから聞いてデータとしてストックしています。
本当に長く働き続けやすい職場に転職してもらわないと、コンサルタント自身も仕事にはなりませんから、転職サイトのコンサルタントがブラック病院を紹介するということもまずありません。
もしあなたがブラック病院で働いているかもしれない・・・と悩んでいるのであれば、コンサルタントに客観的な意見を聞いてもいいかもしれませんね。
いずれにしても、ブラック病院で働くことにメリットはないので、ブラック病院の撲滅のためにも入職しない・働かないということが最善策です。
転職サイトでは、転職することにまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。
事前に知りたい職場の情報を教えてもらえたり、看護師の離職率が高いブラック病院を避けて探してもらうことが可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全ですよ。
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