新人看護師でも転職サイトの「非公開求人」に応募できる?
看護師の転職サイトの「非公開求人」ですが、看護師の転職活動を始めるとよく見かける言葉だと思いませんか?
「でも、実際に非公開求人ってなんだろう?」
「そもそも、なんで非公開?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
非公開という特別な求人が、看護師の求人の中でも多い理由について、7年間の元転職カウンセラーの経験を通してお伝えしていこうと思います。
求人が非公開になっている理由って?
人気求人は非公開にしないと応募が殺到してしまう
看護師の中でも、特に人気のある健診センターやクリニックなどの夜勤のない求人は看護師の応募が殺到する場合があります。
そのため、情報を全公開にしてしまうことによって、応募が殺到しすぎて転職サイト側が対応しきれないという自体にもなりかねません。
そのため、人気のある求人自体を転職サイト側で意図的に非公開にして、対象になる看護師にだけコンサルタントが紹介するといった場合には非公開になっています。
逆に言うと、非公開求人が多いということは、人気求人が多く、他の転職サイトが扱っていないような求人に出会える可能性が高くなります。
年齢や性別などの制限のある求人は表に出せません
年齢や性別などの制限を求人広告に出すことは、基本的に認められていません。
でも、裏ではしっかりとある一定の年齢層を採用したいといった希望のある医療機関も多いのが現実です。
医療期間によって違うのですが、本当はある年齢層のキャリアのある人を募集したり、逆に、若年層の募集をかけたいといった希望があるため、こうした場合にも、求人情報を非公開としていることが多くなります。
転職回数が少ない経験者を採用したい
医療機関側の要望として、できるだけ転職回数が少ない人をできるだけ採用したいという希望する場合があります。
転職回数が少ない人は、すぐには辞めにくい・長期的に腰を据えて働いてくれるのではないかと医療機関側は考えます。
でも、実際に看護師の求人に転職回数○回までの方なんてことは、決して書くことは許されていはいませんよね。
転職回数が多い人からしてみれば、なんていう病院!!と、病院自体のイメージを悪くしてしまいます・・・。
だから、非公開求人にすることによって、転職回数が少ない人を意図的に採用したいというような医療機関が非公開求人となっているのです。
同業他社に求人を取られないようにするため
転職サイトによって持っている求人が異なるのですが、自社が持っている求人をすべて公開することによって1社で独占していた求人自体が他の会社にもばれてしまいます。
そうなると、他の転職サイトも相次いでその医療機関との取引を始めたり・・・といったことになる為、できるだけ独占求人は非公開にしておきたいという転職サイト側の思惑もあります。
各社ともに人気があってあまり見かけることのなに医療機関の求人に関しては、登録して初めて紹介するような形で公開するようにしている場合がほとんどです。
トラブルを防ぐために非公開にしている
医療機関によっては、実際に働いている病院職員などに、最新の募集状況を見られたくないというようなことから「非公開」にしているところもあります。
過去と現在の募集内容が異なっていて、実際に働いている職員よりも高い給与定時がされているなら、今の職員から不満が続出することにもなってしまいますよね。
また、常に募集が出ているような病院では、看護師が不足しているのかな…?と患者さんや転職を考えている看護師が不安になってしまうこともあるかもしれません。
そうした考えられるトラブルを防ぐためや患者さんや転職者に不安材料を与えないために、医療機関の希望で「非公開」にしているというところもあるのです。
管理職求人は非公開にしている
病院の看護部長や看護師長などの管理職の求人をあまり表に出すことはできません。
自分の病院の管理職求人が公に出ていれば、その職場で働く人たちは当然ながら不安になってしまいますよね。
でも、次の看護師長や部長になれる人材が職場にはおらず、外から採用したいといった場合もあります。
なるべく、管理職求人というのは外へ出すことなく、転職サイトを使って非公開で管理職ができる人材を集めることが多いのです。
経験の浅い新人看護師は非公開求人に応募できないの?
こうした様々な理由から、転職サイトの求人が非公開になっているのですが、新人看護師だからといって「非公開求人」に応募ができないということではありません。
経験が浅くても非公開求人によっては応募ができるようなものもありますから、積極的に転職サイトに登録をして非公開求人の情報をチェックしてみましょう。
非公開求人のほとんどが、転職サイトに登録しなければ見ることができないようになっています。
あなたが希望しているような条件の求人があるか探してみてくださいね。
よく読まれる記事
- 新人看護師が「3カ月で辞める」とどうなる?【※3カ月退職の心得】
- 入職して3カ月で「すぐにでも辞めたい!」と早期退職に踏み切る新人看護師さんも少なくありません。新人看護師が3か月辞めたい理由って?辞める前に必要なことがあります!3カ月退職の心得。
- 人間関係の良い病院の探し方
- 新人看護師さんの初めての転職するなら、人間関係の良い病院で働きたいですよね。でもどうやったら人間関係の良い病院だと分からるのでしょうか?もう人間関係で悩まない!
- 新人看護師が辞めない病院の探し方
- 新人看護師が辞めない病院ってある?やっぱり新人看護師の離職率が低い病院は、働きやすい良い病院なのでしょうか?新人看護師が辞めない病院を探している方へ。
- 転職エージェントを利用する意味
- 経験やキャリアがある看護師だけが利用できると思っていませんか??新人看護師さんでも利用することができる転職エージェントのメリットや転職エージェントを利用する流れについて説明しています。
- 病棟選びのポイント
- 新人看護師の病棟選びのポイントのすべてが分かります!適当に選んでは、転職を失敗することもあるので危険!何科を選べばいいのか、病棟見学のポイントを理解すれば、転職成功への近道になりますよ。
- 年間休日のウソ・本当?
- 年間休日120日以上!年間休日の中に、有給休暇はどれくらい含まれているの!?看護師が求人を見るにあたって、押さえておきたい年間休日の真実に迫ります。
- 退職と転職のタイミング
- 新人看護師は退職してしばらく休んでから転職活動を始めてもいいの?新人看護師が押さえておきたい退職と転職のタイミングについて、元転職コンサルタントがお答えします。
- ハローワークのメリット・デメリット
- 新人看護師は転職でハローワークを利用するべき?しなくてもいい?新人看護師にとってのハローワークのメリット・デメリットについてまとめています。デメリットも理解した上での利用を心がけましょう。
- 辞める勇気
- 新人看護師が辞めたくてもなかなか辞める勇気が持てないのは当然のことです。激しい雇い止めにあったり、短期間で辞めることの怖さがありますよね。でも、あなたは本当にそのままでいいのですか?
- 第二新卒の看護師としてクリニックへ転職
- 第二新卒の看護師としてクリニックに転職するなら、事前に押さえておくべきことがあります。安易に転職するとすぐに辞めてしまうこともあるので注意が必要です。