新人看護師の初めての転職は複数の病院を受けること
新人看護師さんの初めての転職となると、とても慎重にしなければいけません。
転職は人生の一大事ですから、誰だって失敗はしたくはないはずです。
私は転職エージェント(=サイト)で7年間、コンサルタントとして勤めてきましたが、新人看護師さんの転職の時には、2つか、3つに病院を絞って複数受けて頂くようにご提案していました。
例えば、1つは急性期の総合病院で、2つ目は、タイプの違う急性期の総合病院、そして、3つ目は気になっていた回復期リハビリテーション病院 といった具合に、3つ受けることも可能です。
新人看護師だから必ずしも急性期で働かなければいけない!という決まりもありません。
これまでは、新人看護師は急性期で看護の基礎を身に付ける為にも、最低でも3年間は働くのが当たり前と言われ続けていました。
しかし、最近では、新人看護師さんが早期に退職して、回復期リハビリテーション病院や慢性期の療養型病院で働くケースも珍しくなくなりつつあります。
療養型病院や回復期リハビリテーションは、ある程度、急性期での経験がある看護師が働く場所と思われているのですが、経験の浅い第二新卒の看護師であった場合でも、病院に受け入れ体制さえ整っていればスムーズに働き始めることも可能です。
自分の適正に合ったところで働こう
自分が急性期は合わないと感じているのに、無理をしてまた同じ急性期病院で働いてしまうことで辛い思いをしてしまったり、転職の繰り返しになってしまう場合もあります。
転職の失敗を防ぐためにも、面接時にタイプの違う病院を複数見ておくことということはとても重要です。
複数の病院を掛け持ちして受けたら、行かない病院に断る時が気まづい…と思うかもしれませんが、そんなときのために転職エージェントが間に入っています。
コンサルタントに一言、「あそこの病院は自分には合わないと思うのでお断りください」と伝えれば、それだけでオッケーです。
転職エージェントによっては、自分たちの手間を省くためや、自分とつながりの深い病院に入れたいという思いから、複数の病院の面接を受けることをさせずに、面接の前から一つの病院に絞って受けさせるというところもあるので気を付けましょう。
新人看護師さんのことをよくよく考えている看護師の転職サイトなら、コンサルタントが複数の病院の面接を受けた方がいいとアドバイスをくれたり希望に応じて見学対応に応じてもらえます。
これまでの業界での経験を活かして、新人看護師でも安心して使える転職サイトをまとめてみました。
転職サイトもたくさんあってどこがいいのか分からないという方はぜひ参考にしてくださいね。
>>>新人(第二新卒)看護師でも安心して利用できる転職サイト
よく読まれる記事
- 新人看護師が「3カ月で辞める」とどうなる?【※3カ月退職の心得】
- 入職して3カ月で「すぐにでも辞めたい!」と早期退職に踏み切る新人看護師さんも少なくありません。新人看護師が3か月辞めたい理由って?辞める前に必要なことがあります!3カ月退職の心得。
- 人間関係の良い病院の探し方
- 新人看護師さんの初めての転職するなら、人間関係の良い病院で働きたいですよね。でもどうやったら人間関係の良い病院だと分からるのでしょうか?もう人間関係で悩まない!
- 新人看護師が辞めない病院の探し方
- 新人看護師が辞めない病院ってある?やっぱり新人看護師の離職率が低い病院は、働きやすい良い病院なのでしょうか?新人看護師が辞めない病院を探している方へ。
- 転職エージェントを利用する意味
- 経験やキャリアがある看護師だけが利用できると思っていませんか??新人看護師さんでも利用することができる転職エージェントのメリットや転職エージェントを利用する流れについて説明しています。
- 病棟選びのポイント
- 新人看護師の病棟選びのポイントのすべてが分かります!適当に選んでは、転職を失敗することもあるので危険!何科を選べばいいのか、病棟見学のポイントを理解すれば、転職成功への近道になりますよ。
- 年間休日のウソ・本当?
- 年間休日120日以上!年間休日の中に、有給休暇はどれくらい含まれているの!?看護師が求人を見るにあたって、押さえておきたい年間休日の真実に迫ります。
- 退職と転職のタイミング
- 新人看護師は退職してしばらく休んでから転職活動を始めてもいいの?新人看護師が押さえておきたい退職と転職のタイミングについて、元転職コンサルタントがお答えします。
- ハローワークのメリット・デメリット
- 新人看護師は転職でハローワークを利用するべき?しなくてもいい?新人看護師にとってのハローワークのメリット・デメリットについてまとめています。デメリットも理解した上での利用を心がけましょう。
- 辞める勇気
- 新人看護師が辞めたくてもなかなか辞める勇気が持てないのは当然のことです。激しい雇い止めにあったり、短期間で辞めることの怖さがありますよね。でも、あなたは本当にそのままでいいのですか?
- 第二新卒の看護師としてクリニックへ転職
- 第二新卒の看護師としてクリニックに転職するなら、事前に押さえておくべきことがあります。安易に転職するとすぐに辞めてしまうこともあるので注意が必要です。