新人看護師は本当の退職理由を伝えるべき!?
退職を決意した新人看護師さんから頂く悩みで多いのが、在職している病院に退職理由をどう伝えればいいのかという悩みです。
看護師さんが師長や部長に退職を申し出た場合には、必ずといって退職理由を聞かれます。
その時に、親の介護があるだとか、引っ越しをすることになったなど、本当であればいいのですが、嘘をついてまで退職理由を取り繕う看護師さんもいます。
その理由を聞くと、嘘をついてまで言わないと辞めさせてもらえなかったから…とよく聞くのですが、ほとんどの場合でばれてしまっていることが多いので気を付けてくださいね。
看護部長の話でも、よく嘘をついてまで退職をしたいと言ってくる人がいるの…本当の理由は分かっているんだけど…と聞くこともあります。
今までに何人もの看護師との退職に向き合ってきた看護師長や部長なら、見抜いている方も結構な確率でいるということです。
だから、私が思うには新人看護師さんの場合、嘘をついてまで退職理由を作る必要はまったくない!!ということです。
よくインターネットのサイトなどには、ほかのやりたいことが見つかったや、こういう勉強がしたかったからという理由を述べて退職をすることなどと書かれていたりすることもあるのですが、もし本当ならいいのですが、嘘や取り繕ってまで退職理由を伝える必要はないと思っています。
退職はあくまで看護師さんの意志でできます。職業選択の自由は看護師さん、ご本人にあるのです。
嘘をついてまで退職して、あとからばれたらそれこそ気まづいですし、人としてどうなのか…ということが一番にあります。
例えば、ストレスで体調不良になって退職した、人間関係のこういうところが合っていなかったなどあるのであれば、正直に話すことです。
もちろん、次の転職を決めて意志を固めてからですけどね。
これは、私の個人的な意見なので、転職エージェントのコンサルタントによっては、違う意見をする人いるでしょう。
けれど、どんな嫌な病院だったとしても少なからずお世話になった職場なのであれば、真実を伝えるべきだと思っています。
退職をする職場なのだから、後腐れもないと思いますよ。
転職先には本当の退職理由を伝ええるべき?
在籍している病院には、嘘をついてまで退職理由を隠す必要はないとお伝えしまたが、一方で転職先にはどう伝えればいいのでしょう??
転職の面接時には必ずといって、前の職場での退職理由を聞かれることになります。
だからといって
- 先輩からいじめに合っていた
- 思うような指導が受けれなかった
- 病棟の人間関係が最悪だった
- プリセプターと合わなかった
- 理解できない医師がいた
- サービス残業ばかりだった
- 長時間労働がきつかった
- 勉強会や研修会が多すぎて辛かった
などの退職理由を伝えしまうと、転職先の採用担当者に
「あー、この子はきっとうちに来ても同じような不平不満を持つのではないかな。」
「うちにきてもたぶん続かないだろう・・・。」
と思われてしまいやすいです。
最悪のケースでは不採用になってしまうこともあるので、転職先への退職理由の伝え方は注意が必要です。
もし、第二新卒の方で不採用が続いているような時には、前の職場の不平不満ばかりを面接時に伝えてしまっていないかということを見直してみることが必要です。
転職時には、本当の退職理由だけを伝えるということは、ナンセンスですからしっかり退職理由をどう言うのかということを予め準備しておきましょう。
では、実際に面接時に退職理由を聞かれた場合、どのように伝えればいいのでしょうか?
例
ケース1 人間関係で退職した
人間関係で退職した場合には、できるだけ退職理由として触れない方がいいでしょう。
なぜなら、転職先でも同じように人間関係はあるので、この人は人間関係を築けない人なのかなと思われてしまいます。
できれば、他の前向きな転職理由をつたえてイジメや人間関係にはふれないようにしましょう。
人間関係のことについて話すのであれば、
「人間関係が複雑な職場で、同期入職者も次々に辞めていくような職場だったのですが、なんとか自分なりに努力をして頑張ってきました。しかし、もっと指導を丁寧に受けることができるような職場で前向きに頑張りたいという思いが強くなったため転職することにしました。」
といったように、やんわりと人間関係に触れつつも、前向きに新しい職場で頑張りたい!という気持ちを伝えることがとても大切ですよ。
ケース2 忙しすぎて辞めた
長時間労働が辛かった…、勉強会や研修が多すぎて、プライベートな時間が持てなくて退職したと言うのは辞めるようにしましょう。
看護業務以外の雑務が多かったので、看護業務にもっと専念できるような職場で看護技術を学んでいきたいというように、別の言い方で伝えるようにしておく方が無難です。
ケース3 鬱病や適応障害などで退職した
もし、鬱病や適応障害などの病気を患ってしまい退職してしまった場合には、次の転職先では具体的に伝える方がいいでしょう。
現在の症状や、医師から仕事をすることに対してのOKは出ているのか、まだ服薬しているのか、通院をつづけているのか など具体的に話すようにします。
鬱病の場合には、業務に差し支えがないかどうかと思われることがあるので、隠す必要はありませんよ。
きちんと正直に話して、その後の判断は、先方にお任せしましょう。
むしろ、ご自身のためにも理解してもらえるような職場の方が、そのあとも働きやすいと思いませんか?
隠して入職してしまっても、しんどいだけですよ。
※その他の転職時の面接での退職理由の伝え方について、ご覧になりたい方はこちら↓
いくつかの退職理由の転職先への伝え方についてご紹介してきました。
退職理由は一人ひとり異なるものなので、あなたの場合はどのように伝えるかもう準備はできていますか?
もし、自分の場合にはどのように面接で退職理由を伝えればいいんだろう…とお悩みの方がいれば、転職サイトのコンサルタントに頼ってみましょう!
転職サイトのコンサルタントもプロなので、退職理由の言い換えについては熟知しています。
これまでにたくさんの看護師の転職サポートを経験してきているので、どんな風に言い換えればいいのかも教えてくれますよ。
場合によっては、コンサルタントが面接時にも同席してくれることもあるので、フォローをしてもらいながらスムーズに転職活動を進められます。
>>>新人(第二新卒)看護師の転職に強い転職サイトをまとめています
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