新人看護師が抱える悩みって?見てみぬふりをせずに解決が必要!
新人看護師として看護師の仕事に夢や希望を抱き働き始めたものの、職場で様々な壁にぶちあたり悩みを抱えている人も多いですよね。
誰しもがそんな新人時代を過ごすわけではありますが、時としてそれが耐えきれないほどの苦痛を伴ってしまう時もあるようです。
私が転職サイトのカウンセラーとして働いてきた中で、そんな多くの新人看護師さんたちを見てきました。
あなたが新人看護師として壁にぶちあたった時に、どうやってそこから抜け出せばいいのか、考え方や具体的な方法をまとめています。
新人看護師が退職を決意!毎年早期退職してしまう人も多い事実
新人看護師がどんな悩みを抱えて退職をしてしまうのか知っていますか?
毎年、転職カウンセラーとして働く中で気づいたのが、多くの新人看護師が毎年1年以内に退職してしまっている事実です。
普通は、新人看護師として入職した病院で働いてだいたい3年間は同じ病院で働いて基礎を身に着けることが大切と言われますが、それでも、辞めていく新人看護師は毎年後を絶ちませんでした。
新人看護師であっても早期に退職に至ってしまう人も毎年かなりの割合でいます。
それにも関わらず、病院では、新人看護師の離職を防ぐために激しい雇い止めをするケースもあったりと、辞めたくても辞められないことでキツイ状況の中で我慢して働き続ける新人看護師も多くみてきました。
あなたの職場ではどうでしょうか?
あなたも何かしら新人看護師として働きながら、悩みや苦悩を抱えていてこのサイトにたどり着いたのかもしれませんね。
「新人看護師の悩み 元転職カウンセラーのお悩み解決ガイド」では、私が転職カウンセラー(コンサルタント)として7年間これまでに働いてきた経験から分かった、新人看護師が抱えている悩みとその解決方法についてお伝えしていくサイトになっています。
では、一体新人看護師の多くがどんな悩みから退職をしているのでしょうか?
新人看護師が辞めてしまうのはなぜ?退職理由で多いのは?
新人看護師が実際に悩みを抱え込んで辞めてしまう理由には、次のような理由からが多くなっています。
研修・勉強会が多すぎてついていけない
新人看護師は、時間外での研修や勉強会が多すぎて、そのレポートに追われることでプライベートの時間なんてなかなか持つことがなかなかできません。
病院によっては、週に何度も研修や勉強会があるようなことも少なくはなく、研修手当が出ればまだ気休めにはなるものの、そういった手当もないところもたくさんあります。
また、時間外や休日を返上して開かれることも多いため、休みの日にも休めていない・・・という人も多いのではないでしょうか。
本当はもっと自分の時間を作って体を休めたり、振り返りのための勉強時間にも充てたいという思いがあるのになかなかそれさえも叶わないのです。
ただでさえ忙しい通常業務に加えて、研修や勉強会が多すぎて耐えられないと働きながら疲弊してしまう新人看護師は多くなっています。
新人看護師で研修や勉強会が多すぎてついていけない場合の対処法はこちら>>>
病院の教育体制に対する不安や不満がある
新人看護師が働く病院の中には、教育体制が不十分な病院も一部で見受けられます。
教育体制の充実をうたってプリセプターによる丁寧な指導があるとう言われて入職したにも関わらず、病棟の人手不足の影響などから先輩看護師が自分の業務に追われてしまうだけで、新人看護師を丁寧に指導する暇がないというような病院も多くあります。
分からないことは質問してと言われても、先輩看護師が忙しすぎるあまりに聞くに聞けずに動けなくなってしまう。
結局、動けないことで何もできない新人とレッテルを貼られてしまった新人看護師さんもたくさんいました。
こうした現場では、新人看護師が放置されているような状態になってしまうため、新人看護師が将来に対して不安を覚えてしまいがちです。
新人看護師は看護師としての土台を作っていく時期にあたるはずなのに、教育体制が不十分な病院では、看護師としての基礎が身につかないため、大切な新人看護師の時間を無駄にしてしまうことがあるので注意が必要です。
長時間労働やサービス残業が多くてついていけない
配属先の人手不足の影響で、残業がひと月に当たり前に45時間以上あるような病院も多くあります。
最近では、新人看護師の労働環境も改善傾向にはありますが、病院の中には、新人看護師が残業をしてもそのほとんどがサービス残業となってしまい、残業手当が出ない現場もあります。
暗黙の了解で新人看護師が残業手当を申請したところで、上から却下されるというような病院も少なくはありません。
身を粉にして働いているのに、結局、それに対しての対価がないと身も心も疲弊してしまうこともありますよね。
こうした長時間労働が当たり前になっていたり、サービス残業がある職場に対しての不満がたまり、この先働き続けることが考えられないと退職に至ってしまうケースも多いのです。
新人看護師の長時間労働はどこから?サビ残があるという方はこちら>>>
心身の体調を壊してしまって退職
新人看護師は、病院が抱えている労働環境の問題や人間関係等の様々な悩みから体調を壊して退職してしまう人が多いです。
特に、新人看護師として入職してしばらくした夜勤に入り始める時期が一番多く、慣らし夜勤が始まって慣れない不規則な生活によって身体を壊す人が非常に多いです。
慣れない夜勤や職場で抱える悩みから自分追い詰めてしまっていませんか?
病院によっては、新人看護師が心身ともに不調をきたしていてもなかなか休みさえも取れないということが多く、中には適応障害やうつ病などを患って退職してしまう人も増えているので気を付けなければいけません。
新人看護師で体調を壊してしまいそうな場合の解決策こちら>>>
人間関係で悩み疲れて退職に至るケースも
そして新人看護師の悩みで最も多いのは、職場の人間関係です。
同期と切磋琢磨しながらもお互いに支えながら頑張れる人もいれば、同期と自分とを比べて落ち込んでしまったり悩んでいしまうという人も…。
特に、新人看護師の悩みで一番多いのは、新人看護師を教える立場であるプリセプターとの関係で悩んでいるという人が多いですね。
ひどいケースであれば、先輩看護師からイジメのようなことを受けていたり、指導とも取れないような言葉を使われていたり、人によっては無視をされたりして悩み苦しんでいる新人看護師もいます。
働きやすさのほとんどを決めると行っていいほど、職場の人間関係がいいかどうかは重要です。
新卒で配属された場所が人間関係が良くなければ、なかなか看護師としての仕事の成長にも影響してしまうところもあるので気を付けたいところです。
新人看護師でプリセプターとの人間関係で悩んでいる人はこちら>>>
本当に辞めたいなら我慢せず辞めるべき?我慢して続けるべき?
あなたにも当てはまるような悩みはありましたか?
もしかすると、ここには出てこなかったような悩みも抱えているという方もいるかもしれませんね。
看護師としてデビューしたものの、新人看護師の多くが実は様々な深い悩みや苦しみから辞めたいと考えてしまう人が大勢います。
看護学校の時から、「看護師は3年同じ病院で働いてやっと一人前」「3年働き続けて看護の基礎がやっとできる」と言われてきている看護師も多いでしょう。
新人看護師の1年目で基礎を身に付け、2年目で実践と応用を学んでいき、3年目で病棟をまとめられるようなリーダーシップを発揮してリーダーとしての基本を学ぶとされているからです。
新人看護師の中には、本当は辞めたいほど辛いのにこの言葉に縛られて辞めれなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
もちろん、3年間、今の職場でどんなにつらい環境の中でも耐え続けることができるならそれはとても立派なことです。
新人看護師の間は、他の病院のことも知らないですし何もかも分からないことばかりなので、初めてのことだらけで辛いのを耐えるのは当たり前とも言われることもあるでしょう。
でも、働いている職場の環境があまりにも悪いことは明白なのに、果たして本当に続けることが正しい選択と言えるでしょうか?
そのまま我慢し続けて今の職場の状況は何か変わるでしょうか?このままで我慢を続けて3年間働き続けることは可能でしょうか?
私はこれまで転職カウンセラーとして、新人看護師さんが抱えている悩みをたくさん聞いてきました。
働く病院や部署によっては、職場環境があまりに悪く悩んでいる新人看護師さんが大勢います。
そんな劣悪な職場環境からもっと自分に合った職場に勇気をもって転職したことによって、次の職場で長く続けているという新人看護師もたくさん見てきています。
だからこそ、無理をして身体を壊してまで今の職場で働き続ける必要はないと思っています。
新人看護師をプリセプター一人に任せきりというわけではなく病棟全体で育てていこうとしている病院もある一方で、入職した病院によっては、イジメや長時間労働といった労働環境が良くないところも多々あるのが現実です。
看護師として初めて入職した病院があなたに必ず合うとは限りません。
新人看護師の中には、辛い環境で我慢し続けて身体を壊してしまったり、精神的に悩みすぎたために「うつ」になって休職をする看護師さんもいるほどです。
転職カウンセラーとして仕事を続けてきた中で、こうした心や身体を壊してしまった看護師さんにもたくさんお会いしてきました。
一度、心や身体を壊してしまって休職をしてしまうと、次の転職時にはどしても不利になってしまいがちで、なかなか良い条件の求人をもらうことも難しくなってしまうことがあります。
自分なりに一生懸命に目の前のことに取り組んでいても、身体に不調が現れているほどに辛いなら、身体と心を壊してまで続ける必要はありません。
看護師の代わりになる人は他にいても、あなた自身はたった一人しかいませんよ。
あなた自身が身体的にも精神的にも悩んで壊れてしまう前に、よほど辛いなら我慢せずに辞めればいいのです。
辞めるという選択を取ったことで、そのこと自体が他の誰かから非難されるべきことではありません。
自分で自分の人生を選択して進んでいくためには、時には軌道修正することが必要なことも出てきます。
我慢してしんどい思いをしながら続けるよりも、少し休んでからでも3年間続けることができる職場へと転職することの方が結果的にいいということもあるのです。
新人看護師で悩みを抱えているなら転職サイトで無料相談してみよう!
新人看護師として「辞めたいけれどどうすればいいのか分からない…」という方は、まずは転職サイトで転職カウンセラーに相談してみるといいでしょう。
転職カウンセラーは転職自体にまだ迷いがあったり、将来的に転職をしたいと考えている方でも無料で利用することができます。
もちろん、転職相談をしても、その後の転職サポートを受けても内定をもらった後も求職者側に費用がかかるようなことも一切ありません。
必要に応じてあなたを客観視して、働き続けるべきと人だと思えば、今の職場で異動をしてでも働き続けた方がいいとアドバイスされる場合もあるくらいです。
また、転職が必要であれば、新人看護師として環境が整った転職先を教えてもらえたり、内定後もできるだけ希望通りに配属先を調整してもらえたり、給与の交渉などもあなたに代わってしてもらえる場合もあります。
新卒で入職した病院が合わない・・・、悩んでいることがある・・・、転職しようと思っているけどどうしようか迷っている方は相談してみてくださいね。
新卒看護師が3年以内で退職すると、次の転職時には「第二新卒」と呼ばれ方をしますが、まだ経験が浅い「第二新卒の看護師」でもサポートを受けられます。
今ではほぼ7割以上に上る看護師がこの転職サービスを利用して転職を決めています。
同じ職場で働く同期で既に退職したあなたのご友人も、もしかするとこっそり利用しているかもしれませんね。
次の転職の時に以前の退職理由を聞かれて困らないためにも、しっかりと転職サービスの転職コンサルタントにアドバイスしてもらいましょう。
短期間で辞めたことがネックにならないような転職サポートしてくれ、履歴書や面接の指導をしてくれるのも転職サービス利用のメリットの一つなので活用する手はありません。
最後に
私が転職カウンセラー(コンサルタント)として働いていたころ、毎日、新人看護師さんのお悩みを聞いてきました。
本当にいろんな職場環境で悩み苦しんでいる新人看護師の方々がたくさんいるのを知っています。
でも、一方で、サラリと転職をしたことによって、晴れ晴れとして看護師の仕事を続けることができるようになった看護師も大勢見てきました。
環境が変われば気持ちも変わるし、何より人間関係が新しく生まれ変わります!
新しい転職先で気持ちを新たに頑張ると決めた看護師はとても強いのです。
今も毎日悩みながら頑張っている一人でも多くの悩める新人看護師さんが、心穏やかに看護師としての仕事ができますように…。