男性新人看護師の悩みとは?辞めたい場合のおすすめ転職先
最近では、男性看護師の人数が増えてきましたね。
日経新聞によると、2013年時点で約6万3千人とされていて、10年前に比べてなんと2.4倍
看護師は女性だけという世界は今や遠い昔で、男性看護師が働いているのも当たり前。
私も、転職エージェントのコンサルタントをしていると、男性の看護師さんの転職をサポートさせて頂く機会もたくさんありました。
私が過去にヒアリングしてきた中で男性で看護師さんが看護師になった理由は、
- 医療に貢献したい
- 看護を通して患者さんの役に立ちたい
- 安定した専門職につきたい
- 経済的に安定収入を得たい
- 昔からの憧れの職業だった
などがあるのですが、その中でも多いのは、経済的に安定しているからということが一番多いですね。
やはり、看護師は医療業界において売り手市場でもあるので、需要が高い専門職種と言えるのでしょう。
ですが、こうした志を持って看護師になったものの、男性だからこその悩みを抱えている方も少なくありません。
男性看護師が急激に増えたとはいえ、1つの病院の中ではほぼ1割くらいの割合でしかありません。
男性看護師からしてみれば、まだまだ女性ばかりの世界ですから苦労は絶えないということはすごく分かる気がします。
ここでは、女性ばかりの看護師の世界で働く男性新人看護師の辞めたくなるほどの悩みや、男性新人看護師が活躍しやすいおすすめの転職先をまとめてみました。
男性看護師の辞めたくなるほどの悩みとは?
男性看護師が新卒で入職した病院を辞めたいと思ってしまうほどの悩みは、どんなことがあるのでしょうか?
女性の患者さんに拒否される
患者さんの清拭やケアなどで、男性だからという理由で拒否をされてしまうことがたびたびあります。
特に若い女性では、男性側から気を遣って別の女性看護師を捕まえて代わってもらったりということも必要で、業務に支障をきたしてしまうことがあるようですね。
そうすると、周りの女性看護師から仕事量が増えたと文句を言われたりすることもあるようで、居場所がない思いをしてしまう男性看護師さんもいるのです。
女性の人間関係についていけない
病棟で働いていれば、周りはほとんどが女性です。
女性看護師には気の強い人も多いので、女性看護師からの指導が厳しすぎてつらい…ということがあります。
仕事ができなかった時には、ここぞとばかりに「男のくせに…」と言われたり、男性としてのプライドを傷つけられてしまう方も少なくありません。
また、女性だけで誰かの陰口や悪口を言っている様子を見ることも多く、ネチネチした人間関係に嫌気がさしてしまうことがあるようです。
細かなことが苦手で精神的にきつい
男性には細かな事が苦手だという方も多いです。
配属先によっては、細かな手技が必要な場所もあります。
緊張感に常にさらされて、絶対にミスを許されない職場ともなるとプレッシャーが精神的にきつくてストレスを抱え込んでしまう男性看護師さんも少なくありません。
力仕事を任されることが多くてつらい
男性は力仕事の場面において、頼りにされることがよくあります。
体格の大きい患者さんや、身体にマヒがある患者さんなどのトランスファーなどで呼ばれては手伝わされるということも多いのです。
体力に自信があればいいですが、男性だって時にはつらい時もありますよね。
男性新人看護師の転職先は?
では、新人の男性看護師がもう辞めたい!と限界になってしまったら、どんなところへ転職するのでしょうか?
1年で辞めたいと思うほどですから、よほどの理由があるのでしょう。
男性ですから、できれば長く続けていきたいと思うものです。
今の職場が合っていない、適材適所ではないと感じているのであれば、できるだけ早いうちに最低3年間は働けるような自分に合った職場へと転職することが大切です。
どんな理由で辞めたいのかにもよりますが、男性看護師が活躍できる職場はたくさんあります。
周りには男性看護師がおらず、女性ばかりの環境で働いている方なら、男性看護師の多い職場へ転職するということも一つの方法です。
女性看護師だらけの職場に比べれば、自分以外の男性看護師が多いだけで人間関係も円滑にいくことが多いのでおすすめです。
男性看護師が多く活躍している職場ってどこ?
急性期であれば脳外の病棟では、多くの男性看護師が活躍している病院もあります。
脳疾患があって身体がマヒしている患者さんなどを動かす際には、男性の力があると大変助かるのです。
最近は、スキルを高めたい男性看護師に人気があるのがICUです。
ICUは比較的、給与設定が高いところもあるため、経済的にも給料アップをして働きたいという方にとっても向いています。
泌尿器科には、男性患者さんが多く、男性看護師が求められている場所でもあります。
女性看護師だと恥ずかしくて嫌がる男性患者も多いので、男性看護師がいることで患者さんに安心してもらえることでしょう。
病棟では男性看護師だから拒否されることはあっても、泌尿器科なら男性看護師だからこそ頼りにされるということが実感できる場所でもあります。
最近では、回復期でも男性看護師が増えてきました。
介助をしたり、リハビリを通して患者さんの回復していく様子が見れるのはやりがいにつながります。
男性看護師も増えてきているので、働きやすい環境が整ってきています。
他の科に比べて圧倒的に男性比率が高くなります。
病院によっては、師長や主任が男性看護師というところもあるので、男性からしてみれば働きやすいですよね。
精神疾患を抱えた暴れるような患者さんがいるときには、男性看護師の力で押さえ込んだりすることもあるので頼りにされることも多いでしょう。
力仕事になる部分も多く、男性看護師が求められている現場の1つでもあります。
看護技術が向上しない・・・という点はあるものの、医療行為が少なく入居者の方と長く深く関わりたいといった人にはやりがいのある環境です。
力仕事が多いのが体力的にきついと感じていたり、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションが苦手だったり、関わっていくことがあまり得意でない方にとっては、オペ室も選択肢の一つになるかと思います。
男性が活躍できる職場は、転職サイトを使って効率的に探すことができます。
転職サイトでは、転職すること自体にまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽にコンサルタントに相談ができます。
必要であれば、自分に合う職場はどこか探してもらえたり、事前に知りたい職場の情報を教えてもらうことも可能です。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全で、決して無理な転職を勧められることはありません。