奨学金のお礼奉公中でも転職したい!
看護師さんの中には、奨学金を借りて看護学校に通った方も多いのではないでしょうか?
卒業後には決められた病院に3年から5年間勤め続ければ、奨学金の返済が全額免除されるというものです。
この制度は、経済的な理由から学校に通えない方にとってはとても良い制度ですよね。両親にとっても子供を看護学校に通わせてあげられないと思っていても、奨学金を借りることができれば、通わせることもできるので有り難い制度です。
最近では一つの学校で半分以上が奨学金を借りている学生さんだという学校もあるくらいです。現に私のシングルマザーの友人が奨学金を借りて、いま頑張って看護学生生活を送っています。
学校入学の時点ですでに卒業後の進路が決まっているのも安心ですし、3年間働いたら返済が全部免除されるなんてとても手厚い制度だと思います。
しかし!!!
就職した病院が自分に合わなかったり、人間関係が最悪だったり、就職先で配属さらえた職場の看護師としての仕事が合わなかったとしても、3年間耐え続けなければいけません。
奨学金は、たとえ看護学生時代でも、在学中に自分の学びたいことが出てきても、就職する先に学びたいものがないという自体も少なからずあります。それでも、決められている就職先でお礼奉公しなければなりません。
看護学校卒業後にお礼奉公せずにほかの病院に務めたり、途中で転職するような場合には、一括返済をしなければいけないということが問題として上がっています。
では、もし就職した病院が自分に合わなくて辞めたいと思っている新人看護師さんは、いったいどうすればいいのでしょうか。
この先、3年も続けていくなんて考えられない!!!ここでは無理だ!!と感じている新人看護師さんも多いです。もちろん、それで絶えていくことはできるかもしれいませんが、その頃には身も心もボロボロになってしまっているかもしれませんよね。
このサイトを訪れてくださった方の多くは、転職をしたいけれど奨学金の問題があって身動きが取れない…という状態なんじゃないかなと思います。
多額の奨学金の返済は一体どうすればいいの?
お礼奉公中の新人看護師さんが転職を考えるときの、一番の心配事は多額の奨学金をどうすればいいかということです。
働き始めて少しずつ減っているとしても、新人看護師さんならまだまだ残っていて当然ですよね。
奨学金の総額は、年間50万~130万にも及びます。もしも退職をして転職をすれば、この一括返済が待っているのです。専門学校だとしても、300万円以上借りている方もいますよね。
新人看護師さんでお礼奉公中の転職をされた方の中には、ご両親に借りて一括返済という方法を取られる方もいらっしゃいますが、なかなか額も大きいですし、親に負担をかけてまで、今の就職先を辞めると言うのも辛いものもあります。
そんな時の解決策として、奨学金を肩代わりしてくれる病院の存在があるのをご存知でしょうか??
この病院が奨学金の全額を立て替えて一括返済してくれるのです。
ただし、注意しなければいけないことは、転職先の病院で3年ほど新たにお礼奉公していくということです。
病院によっては、給与やボーナスから天引きされて少しずつ返済していくというパターンもあります。
すなわち、奨学金が全額なくなる!!!ということではありません。
それでも、新人看護師さんは今の職場を早く離れて転職できるならという理由から、転職される方が多いですね。
やはり仕事は自分に合うところ、やりたいところ、人間関係がいいところで看護師をしたいですよね。
基本的に、労働基準法では1年を超える労働契約は無効としています。
奨学金が残っているからといって、引き止めて労働を強要することは違法なので、看護師さんの意志で退職することは可能です。
奨学金を肩代わりしてくれる病院の探し方
では、奨学金を肩代わりしてくれる病院はどのように探せばいいのでしょうか。
以前は多くありましたが、最近は病院の経営も厳しいところが多く肩代わりしてくれる病院はごくわずかしかないのが現状です。
なかなかネットで奨学金の肩代わりをしてくれるような病院を探してみても出てこないのが現実ですよね。
病院のホームページの看護師採用ページを確認しても、ハローワークなどで検索してみても出てきません。
そもそも、借金の返済を肩代わりしますということをホームページ上で大々的にアピールするようなものでもないからです。
病院の経営状態によっては、病院側が肩代わりしてくれることもあれば、肩代わりしてくないような時期もあったりもします。
では、一体どうやって探せばいいの??
奨学金の肩代わり病院を探すには、看護師専門の紹介会社=看護師専門の転職サイトを利用することが一番効率的です。
転職サイトのコンサルタントは、日々、病院の情報を採用担当者からかき集めています。
そのため、転職サイトでは、どの病院が奨学金を肩代わりしてくれるのかということも情報として知っていることが多いんです。
私が知っている情報としては、病院の経営状態が比較的良い病院で、看護師の人数が足りていなくて困っているというところであれば、相談に応じてくれるところはありました。
でも、実際には、タイミングによって看護師が比較的充足してきているので、時期によっては肩代わりの制度は今はしていませんということもあります。
お礼奉公中の転職にはタイミングも大事なってきます。
あとは、転職サイトのコンサルタントがどれだけ採用担当者と信頼関係があるかどうかや、交渉力があるかどうかによっても変わってくるので、あまり力のない転職サイトを選ばないようにしましょう。
転職サイトでは、転職することにまだ迷いがあったり、将来の転職で考えているという方でも気軽に利用することができます。
事前に知りたい職場の情報を教えてもらえて、奨学金を肩代わりしてくれるような病院をコンサルタントが探し出してくれます。
登録からその後のサポートまで完全無料で受けられるので安全ですよ。
決して無理な転職を勧められることはありません。
>>>新人(第二新卒)看護師の転職に強い転職サイトをまとめています
奨学金のお礼奉公中でも転職したい | 新人看護師の悩み記事一覧
現在の病院でお礼奉公中という看護師さんも多いと思います。そんな中、人間関係が最悪だったり、指導も丁寧に教えてもらえなかったり、労働環境も悪い最悪な職場で働いている看護師さんにとっては、お礼奉公中でも辞めて転職したいと考えることもあるでしょう。それ以外にも、病気を患ってしまったり、結婚をして住居が変わってしまったり、親の介護が必要になったりといったことで退職せざるおえないこともあるでしょう。退職を決...
お礼奉公の途中で退職をしてしまうと奨学金の一括返済が待っています。そのため、なかなか辞めたくても辞めることができなくて悩んでいる新人看護師さんもいるのですが、一方で退職を決意して転職した新人看護師さんもいるのです。そんな看護師さんに、当時、なぜそこまでして転職を決めたのか聞いてみました。新人看護師 S・Nさん私が入職した急性期の総合病院では内科外科の混合病棟に配属されました。そこでは、人間関係が悪...